ほっともっとのフランチャイズ(FC)の独立・開業・起業情報を開業資金や収益サポート体制、口コミ・評判まで徹底解説!/株式会社プレナス

はじめに

「ほっともっと(Hotto Motto)」は、お持ち帰りの弁当市場・業界ではランキングトップの店舗数NO.1ブランドとして絶大な知名度を誇っています。

厳選された美味しい高品質の国産米と、店内調理によるできたてのお弁当にこだわっているのが特徴でしょう。
また、フランチャイズの加盟店を増やす際は、後ほど詳しく解説する「ユニットFC制度」を打ち出すことで、加盟者を増やしています。

下記で、同社の事業を徹底的に分析していきます。

目次

「ほっともっと」の強み・独立開業メリット

お弁当屋さん業界で、ランキングNO.1ブランド!

ほっともっとは、お弁当屋さん業界で店舗数NO.1ブランドです。

そのため、国内47都道府県すべてに店舗がありますので、どの都道府県で出店するにしても、認知が取れている状況です。

ブランド認知は積み上げ方の企業資産となっており、基本的には時間の経過とともに上がっていくものです。

そのため、後から加盟するフランチャイズオーナーにとっては、感じられるメリットとして大きいポイントです。

こだわりのある手作り調理方法

ほっともっと(Hotto Motto)の名前の語源は

「ホッと安心できる真心のこもった温かいお弁当を、

もっともっと多くの方に届けていきたい」との思いが込められています。

おなじみの温かく美味しいお弁当は、ひとつひとつお店で丁寧に、揚げ方、焼き方、炒め方などに沢山こだわった手作りをされています。

米へのこだわり〜美味しくて健康的〜

ほっともっとでは、お米は全て日本生まれのおいしいお米を使用しています。

本部の精米工場には日本の厳選された玄米が運ばれてます。

独自のノウハウでブレンドされたお米は、

栄養だけではなく、旨味成分が多い部分を残した無洗米を使用しており、

本部の精米方法によって、栄養と美味しさの両立を実現しています。

また、鮮度も常に意識を割かれており、玄米を長期保管することなく、

産地から必要な部分だけを計画的に仕入れる仕組みを実現することで精米されています。

SDGs思考。環境への配慮

ほっともっとは約3000店舗も出店している日本有数のお弁当屋さんである事から、社会的責任も大きな企業となっており、

単純に美味しいお米を提供するだけではなく、お米の製造段階から、環境への配慮も意識した仕組みにしています。

例えばお米の、とぎ汁の抑制などをはじめとして、二酸化炭素の排出削減も行なっています。

買い手のお客様も、商品が美味しいのは大前提で「どうせ買い物をするなら環境に配慮しているお店で..」という意識にどんどん変わっています。

経営効率性の高さ

ほっともっとで使用される食材は本部がこだわり抜いたものになっています。

その高品質の食材を、まずは国内の自社工場に送り、効率的に、加工および精米等を行ってから直接店舗へ配送しています。

飲食業界でも大手企業であるが故、このようなダイナミックな経営効率化をさせることが可能になっており、

日々、お客様からのフィードバックも参考にしながら、商品開発の修正なども行えるのが同社の強みと言えるでしょう。

お弁当業界の中で、ここまで徹底した調達、加工、配送の仕組みを持っている会社は少ないです。

約3000店舗の仕入れバワーを使った、規模の経済性

ほっともっとの最も大きな強みの一つが「店舗数」でしょう。

直営とFCを含め、約3000店舗も実店舗を運営しており、

国内有数の店舗数を誇る事業規模ですから、この仕入れ力の強さは、凄まじいものです。

このバイイングパワーを活かして、安く、安定的に高品質な原材料を調達できる力は、

安定して事業を継続できる理由にも繋がるため、

昨今の不安定な世界情勢を鑑みると、FC加盟をする大きなメリットと言えるでしょう。

経営の守備力の高さ

飲食業界では、攻めの姿勢だけではなく、守備力も大変重要な論点です。

一世を風靡した飲食店が、品質・衛生管理などができていないことで、

一気に縮小・廃業まで追い込まれて衰退していくのは、飲食業界で、よくある失敗パターンです。

そのため、ほっともっとでは、生産地などへの視察はしっかりと実施をしており、

店舗の使用食材の消費期限設定や、衛生検査を含め、丁寧な確認と指導がされています。

このことが、アップサイドの激しい飲食業界でも、長く最大規模の店舗数を展開できる所以でしょう。

商品開発力、マーケティングの強さ

一度、商品を作ったら終わりではなく、常に試作が作成され続け、

商品をブラッシュアップさせ続ける努力を重ねているので、

それが新規集客の獲得や、既存顧客のリピート率向上に寄与しています。

直近では、若年層、ファミリーをターゲットとした商品の販売による新規顧客の獲得だけではなく、

SNSやWEBを使用したキャンペーンの実施により、認知拡大と利用促進が活発化しています。

味(品質)の均一性。再現性の高さ。

チェーン店では「どの店舗に行っても、同じ美味しさを提供する」ということが重要です。

そうでなければ「職場の近くは美味しいのに、家の近所では美味しくない。。」などの事態が発生しかねません。

そのため、本部では、美味しいメニューを開発するだけではなく、そのメニューの美味しさの再現性にもこだわって、

効率的な調理オペレーションを考えてくれています。

注文システム

コロナ禍によって、非接触サービスのお客様の需要が高まっています。

ほっともっとでも積極的に推進されており、電子マネー決済や二次元コード決済が全店舗で使えるようになっています。

これによって、お客様の利便性が上がっており、購入率改善のための施策となっています。

デリバリーサービスの急成長

ほっともっとでは、地域性や顧客ニーズに合わせてUber Eatsや出前館などのフードデリバリーを導入しています。

直近では、着実にこのデリバリーサービスが拡大しており、1年間で稼働店舗数が3倍以上に伸びて、売上は4倍以上に急成長しています。

副業としての開業ができるようにしている

最近では、店舗数を維持するためにも、プレナス社員の「副業」としても、
ほっともっとを運営する事がが選択肢になっています。
プレナスの優秀な社員が、自身の共同経営者になる人を探してくることで「社員の全額出資」の独立開業ができるようにしているのです。

今までのフランチャイズ業界では、社員独立による開業は「暖簾分け」という形態で、
一度社員が完全に退職をした上で、勤めていた会社のブランドを活用するケースが一般的でした。
そのため「副業として、退職前の社員がフランチャイズ加盟ができる」というの業界内でも新しい打ち手だと注目されています。

「ほっともっと」の弱み・事業課題、デメリット、向いていない人

マニュアルを守れない人には向いていない

ほっともっとは、お弁当業界でも最大規模のチェーン店です。

そのため、加盟者が利益をしっかりと出せるように、考え抜かれた各種オペレーションがマニュアル化されています。

加盟店の数が多い大人気のフランチャイズであるがゆえ、特定の加盟者が自分のエゴを通したいがために、

本部の定めた効率的なマニュアルを無視することが歓迎されません。

特定の店舗が本部の意向を無視して、勝手な行動を取り、ほっともっとの提供価値を下げると、他の加盟者にも迷惑をかけかねないのです。

当然、改善点などの議論はフェアな立場として両社協議をすることは可能ですが、話し合いをしながら誠実に運営ができる人でないと向かないでしょう。

ほっともっとの加盟メリットは、考え抜かれた効率的なオペレーション(マニュアル)・商品開発力・集客力などですので、

加盟オーナーは、そこは分業して、任せられる安心感があると考えて、他の部分に自身のリソースを寄せるべきです。

加盟するのであれば、オーナーは、アルバイトの教育、マネジメントなどの業務に集中して経営をするのをお勧めします。

ほっともっとの事業脅威

コンビニやスーパーの成長

「あたたかいお弁当を食べられる」というビジネスは、コンビニなどがまだ少ないときから行われており、

画期的なビジネスとして急速に伸びたという背景はありますが、

近年は、コンビニやスーパーでも、惣菜やお弁当に力を入れていますので、これらは事業脅威になり得るでしょう。

しかし、一つ一つ手作りをしている、ほっともっとのお弁当の方が美味しいという意見が多くあるため、ほっともっととしては、商品力の高さは差別化として挙げられるポイントです。

ほっともっとのフランチャイズオーナーの年収・売上・利益

1店舗目の年間平均売上高は480万円で設定されています。

月額の理論営業利益は42万円を基準とされていますので、こちらがオーナーの月収となってくることを考えると、年収は、504万円程度見込めます。

しかし、1店舗目が軌道に乗ってからは、複数店舗を運営する人も少なくありません。

複数店舗を持ち、経営を軌道に乗せることができればオーナーの理論年収は1100万円を上回ることも可能です。

開業前のサポート(ユニットFC制度)

ほっともっとでは本部が貸し出す店舗で開業する制度のことを「ユニットFC制度」と呼んでいます。

店舗一式を用意するのは、かなりの資本力を必要としますので、小資本で事業を始めたい人にはうってつけの制度と言えるでしょう。

営業中の店舗を設備ごと引き継げる

「ユニットFC制度」を利用すれば、既に営業中の店舗を引き継げるわけですから、

機器備品や消耗品も既に用意されていますし、

熟練度の高い従業員を引き継げることもあります。

リピーターを引き継げる

既に営業をしている店舗の引き継ぎとなりますので、店舗にはリピート顧客が既に定着しています。

そのリピーターの方の購買単価や、更なるリピート率向上は新しいフランチャイズオーナーの実力が一定出るところではありますが、ゼロから顧客基盤を築くよりは遥かに安心感を持って始められます。

店舗の買取義務が一切ない

店舗の老朽化や、外部環境の変化によって、改装や移転が必要になることも考えられます。

そんなときユニットFC制度で加盟をしておけば、工事費用を本部が負担してくれるので安心感をもって経営ができます。

未経験でも一人前になれる丁寧な研修制度

ほっともっとでは、およそ6ヶ月から8ヶ月程度の研修期間が設けられており、

マニュアルなどのテストの結果が出てからの開業となるので、

いきなり現場に出されて、右往左往してしまうことはありません。

加盟者の7割前後が飲食業界未経験からの加盟となっているので、信頼性を感じられますね。

アルバイトの引き継ぎが可能である

営業がされていたことから、既に教育された経験豊富なアルバイト(クルー)がいます。

そのため、新規採用にかかる求人広告費用や、面接等のコストがかからないことも多く、立ち上がりの状況としては理想的といえます。

ロイヤリティが固定

ユニットFC制度で加盟をすれば、ロイヤリティはどれだけ売上が増えても、

固定の月額8万円なので、営業努力に比例して増えた売上や利益はオーナーの収入アップにつなげることができます。

開業資金(加盟金)総額、開業費用総額

先に挙げた「ユニットFC制度」を利用する場合は、少額に抑えることが可能になります。

ユニットFC制度を利用する場合は、毎月ユニット料という貸出料が発生しますが、

開業時に必要な資金はおよそ「290万円」と非常に少額の資金で独立開業することが可能となっています。

開業資金(加盟金)の内訳

290万円の内訳は

加盟金:100万円

研修費:20万円   ※こちらには別途消費税がかかります

保証金:100万円 ※こちらは[預り金]となるので、消費税はかかりません。そのため、解約時に債権などがなければ全額返金をしてもらえるお金です。

仕入れ代金:約70万円 ※タイムレコーダー、食品衛生管理者受講料など

注意点

開業資金は約290万円ですが、研修期間中は収入がありません。

そのため、研修期間中に、自身やご家族などの生活費を事前に抑えておく必要があることに留意しましょう。

開業後のフォロー(研修など)

マニュアルの秀逸さ

ほっともっとの約3000店舗の運営を支えているのは「マニュアルの秀逸さ」と言えるでしょう。

マニュアルやルールは、従業員が誰でも簡単に確認できるよう、タブレット端末に格納しています。

わかりやすい形に落とし込まれているので、そのマニュアルを徹底していくことによって、収益性の高い店舗運営を実現していきましょう。

優秀なスーパーバイザーの支援

ほっともっとのスーパーバイザーは「オペレーションフィールドカウンセラー」と呼ばれています。

店舗経営に関わることを気軽に相談できる頼りになる本部の支援となっていますので、

せっかくならば、相談したいことは、どんどん相談をして経営を手伝ってもらうべきだと思います。

定期的な勉強会

開業後も継続的な勉強会が実施されますので、積極的に参加をして成長できる場を活かしていきましょう。

「ほっともっと」運営の、株式会社プレナスの歴史

ほっともっとを運営するプレナス社は、昭和51年に創業されたほっかほっか亭の、加盟店で九州を中心に経営をしていました。

ほっかほっか亭は電子レンジが今ほど普及していなかった時代に創業され、

元々冷たいのが当たり前だったお弁当業界を

「常にあたたかいお弁当が食べられるように、画期的な事業を運営していましたが、

プレナスはほっかほっか亭から離脱をして、ほっかほっか亭の近くに出店を行うことで、

大きなライバルになって、いつしか事業規模では、

ほっかほっか亭をも超えていくことになったというのが同社の歴史です。

もともと存在した本部を超える成長をできた実績からも、プレナス社の経営力の高さを感じられますね。

(ちなみに余談ではありますが、ほっかほっか亭は、株式会社ハークスレイに買収をされています。)

株式会社プレナスの会社概要

会社名

株式会社プレナス

事業内容

ほっともっと、やよい軒、MKレストランなど、合計約3000店舗の運営。

本社・支社・事業所・製造所・所在地・国内店舗数

福岡市博多区上牟田1丁目19番21号

代表者氏名・代表取締役社長・経営者

塩井辰

失敗(閉店/廃業等)しないためには

「QSCの徹底」です。

「クオリティ」「サービス」「クレンリネス」の頭文字をとった飲食店経営には必須の考え方となっています。

『この3つのどれかが突出していればいい』などと誤解されがちな考え方にもなっているのですが、

このQSCは「全てが同時に達成されている状態」でなければ意味がありませんj。

いくら気持ちの良い接客をされていても、肝心のメニューが不味くては意味がありませんし、

味がいくら美味しくても、接客の感じが悪くてはリピートはしてもらえません。

とはいえ、味については、ある程度、本部の支援が再現性高く、成果を出せるポイントだとは思うので、

加盟オーナーの実力が1番出るのは、従業員の接客や、店内の整理整頓清潔躾などの、生産性部分が中心になるかと思います。

1店舗で10人を超える従業員をマネジメントすることになるかと思いますので、経営者自身が日々成長していくことが大切です。

このような当たり前の事をいかに徹底していくかが、失敗しないための鍵となるのです。

※各種情報は調査時点のものです。一部企業の公式ホームページからの情報を元に作成していますが、独自の調査による分析も含まれていますので、正確で詳細な情報は本部に連絡をして確認をしましょう。また、収支モデルなどの数値はあくまでもシュミレーションであり保証されるものではありません。

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