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富士そばの経営の強み・独立開業メリット
- 「富士そば」は立ち食いそばの大手チェーン店である。
- 海外も含めて展開をしているが、全て立ち食いそばの業態での展開となっている。
- 海外では一部フランチャイズでの営業を行っているが、国内では全店舗直営で運営している。
そのため、フランチャイズで蕎麦屋を開業したい場合は「ゆで太郎」や「中村麺兵衛」などで開業をする必要がある。
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- 創業初期のメインターゲットはサラリーマンが中心であったが、徐々に主婦など女性客からの人気も高まっていった。
- そもそも立ち食いそばは昔、そこまで認知度の高い業態ではなかったため、日本に立ち食いそばの業態を広げた代表的な1社と言える。
- 24時間営業であるため、飲食店が閉まってしまった時間帯に食事を取りたい社会人などにも人気の店舗となっている。
- 昔の立ち食い蕎麦屋は、蒸しそばが中心であったが、茹でそばを安価に提供し始めたことも同社の成長のキッカケとなった。
- 天ぷらも揚げ終わったものを仕入れるのではなく、店内で揚げることで美味しい出来立てのものを提供できるようにしたことも成長の要因である。
- 街の蕎麦屋は、個人店も多く、1人で店内を回していることも多いことから業務が忙しく、日によって味のバラツキが出てしまうことがある。
しかし「富士そば」であれば、安定した品質のものをいつでも素早く提供することが可能である。 - 創業者の丹道夫氏は栄養士の資格は持っているものの、そば職人などではなく調理は得意ではなかった。
そこで社員が約半年間、外部の企業でノウハウを学んできて、初期の立ち上がりに貢献した。 - 4人の友人で250万円ずつを出し合って1000万円で渋谷で不動産屋を始めており、丹道夫氏は元々常務であり社長ではなかった。
月商30億円で利益は7億出すような儲かる会社へと成長させたが、いつまでも好調は続かないという考えのもと、立ち食い蕎麦屋への参入をしたことが「富士そば」創業につながった。 - 経営戦略としては、当然フランチャイズの加盟店を増やすことによる拡大も選択肢としてあるが、創業者の丹道夫氏は「フランチャイズ加盟店を増やすと、味が変わって、ブランドに影響が出る」という考えであるため、原則直営での拡大を行なっている。
- 立ち食い蕎麦屋は、店の近くを通った際に、美味しそうな蕎麦の匂いによってつられて衝動的に店内に入ることが多い。
そのため店内に入りやすい設計になっていることが、強みになっている。 - 富士そばは、戦略的に蕎麦自体は外注で作らせており、常に複数社の競争が起きるようにしている。
そうすることで、常に品質向上や、低価格での仕入れができるようにしている。 - 富士そばは子会社を多く持っているが、全て同業でのビジネスを展開している。
決算が別々になることからも、別々の会社にすることで多くの余計なコストが発生してしまうデメリットもある。
しかし、同じグループ内で競争を意図的に起こすことで、全体としてのレベルを上げていることが同社の強みになっている。 - パートにも平等にボーナスや退職金、有給を出しており、従業員に対して平等に接していることも同社の珍しい経営の特徴である。
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富士そばの弱み・事業課題、デメリット
- 基本的には、東京・神奈川・千葉・埼玉を中心に出店をしており、むやみに店舗数を拡大していない。
そのため、富士そばが出店をしていないエリアに関しては、競合他社に奪われることになるが、戦略として富士そばは出店エリアを狭める判断をしている。
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フランチャイズで独立開業するのであれば、儲かるか、儲からないかは重要なポイントです。
お金だけがフランチャイズの開業メリットでは無いものの、
成し遂げたいことが実現できるかは、事業としての強みを見れば、かなり見えてくるものがあるはずです。
※各種情報は調査時点のものです。独自の調査による推測の情報も含まれていますので、正確で詳細な情報は本部に連絡をして確認をしましょう。また、収支モデルなどの数値はあくまでもシュミレーションであり保証されるものではありません。
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