ほっかほっか亭のフランチャイズ経営の強み・独立開業メリット
フランチャイズで独立開業するのであれば、儲かるか、儲からないかは重要なポイントです。
お金だけがフランチャイズの開業メリットでは無いものの、
成し遂げたいことが実現できるかは、事業としての強みを見れば、かなり見えてくるものがあるはずです。
下記で同社の強みを徹底的に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
- ほっかほっか亭は、東証プライム上場企業である株式会社ハークスレイのグループ会社である。
- ほっかほっか亭は1976年にオープンしており、当時はまだお弁当は冷えたものが一般的で時代に、暖かい弁当の提供すること人気になった。
- 3Hという形で「つねにあたたかいお弁当(Hot)・こころを込めて(Heart)・まじめ(Honesty)」を理念として掲げている。
- 創業時から提供されている「のり弁当」は現在でも絶えず改善が続けられており、人気メニューとして残り続けている。
「のり弁当」は、白身フライ・ちくわ天・きんぴらごぼう・鰹節が具材として使われているが、
国内のりは毎年、1番出来が良い産地のものが使われるようになっていたりと、常に抜かりない。 - 看板商品の「のり弁当」のシリーズ商品を新しく作ったり、人気商品のリリューアルや、
新商品の投入などの実施など、定期的な商品開発力・改善力に強みを持っている。 - 最近では各種小売店において、お弁当の提供が強化されているが、
ほっかほっか亭は工場で作られたものを並べているだけではなく、
常に、旬の食材を使って手作りの料理を、揚げたて・炊き立ての状態で提供することが競争力となっている。
店舗では、ホットショーケースがあるため、お客さまが待ち時間なく、暖かいお弁当を食べられる工夫がされている。 - 個人のお弁当屋さんや、小規模な飲食系フランチャイズなどでは実施が難しい、
人気アニメなどとのコラボキャンペーンなどを行っている。
購入者には、オリジナル商品のプレゼントなどを行っている。 - ほっかほっか亭オリジナルのスマートフォンアプリも作られており、
スマートフォンから、事前注文や支払いまで行えるモバイルオーダーの仕組みも整っているため、
お客様は、店舗に来てからスムーズに注文商品を受け取ることができる。
店舗運営側からしても、支払い等の受付対応が短縮されることからも、業務効率が上がるメリットがある。
クーポンの発行や、ポイントが貯まる事による、リピーターの増加にも寄与している。 - 自社配送に加えて、各種デリバリーサービスを利用することで、商圏の拡大や新規顧客層の開拓も行えている。
- Twitter・Instagram・LINEなどの公式アカウントの運用も、しっかりと行われており、
合計したフォロワーは、100万人を超える規模となっているため、
新メニューの発表や、キャンペーンの告知などで効果を発揮している。 - フランチャイズ事業は、1978年から行っており、加盟店支援に対する仕組みや、ノウハウを多く有している。
- ほっかほっか亭は約900店舗の運営をしており、全国に店舗があることからも、
食材をスピーディーに効率的に配送できる、物流システムが整っている。 - 学校や、法人などもクライアントにしており、定期的な収益の柱を立てることもできるのに加えて、
音楽イベントや、スポーツの試合などの開催に合わせて出店を行うことで、1日で大きな収益を生む稼ぎ方もできる。 - 優秀店舗を表彰する「QSCアワード」も毎年行われており、品質・接客・清潔の観点から、全国の店舗から選出される仕組みがある。
全国の多くある店舗の中から上位として表彰されることで、従業員のやりがい作りにできている。
加えて「H-1グランプリ」と呼ばれる、個人の調理技術・知識・接客力を競うコンテストも実施している。 - フランチャイズオーナーに対しては、定期的に、従業員の育成や成功事例を共有する勉強会も開催されている。
全国に約900店舗もの規模があるからこそ、行える仕組みであり、他の店舗の施策を導入することで業績を改善させることもできる。 - 充実度の高い研修制度が整っているため、座学や店舗での研修を実施することで業界未経験者でも活躍できるようになる。
数値管理・マネジメント・労務管理・調理・接客・シフト作成など多岐にわたる内容を学ぶ。
最近では、マニュアルが動画化もされており、調理・メンテナンス・店舗運営など、わかりやすく、反復して学べるようになっている。 - ほっかほっか亭は、地震や豪雨等の被災地に暖かい食事を提供してきた。
直近でも出店地域における各自治体との連携をすることで、災害時の物資供給の協定締結を進めている。
「自治体から、弁当類を中心とした食料品等の供給を要請があった場合、可能な限り協力する」という内容である。
これらの活動を通じて、社会貢献と同時に、企業イメージのアップが起き、地元で愛されるブランドになっている。 - SDGsの活動も至るところで実施されている。
具体的には、研ぎ汁が一切でないように、無洗米が使用されていたり、紙がベースの容器を利用することで、CO2排出量の削減に貢献している。 - 休暇制度や、勤務制度の多様化によって、女性が働きやすい職場にもしており、新規採用や退職率の抑制に繋げている。
- 上場企業の強みを活かし、飲食系事業者の買収などを手掛けており、今後も事業間のシナジーなどが期待できる。
ほっかほっか亭のフランチャイズの弱み・事業課題、デメリット
- 原材料費・エネルギーコストの上昇などは競合他社と同じく、事業の脅威となっている。
- 店舗数が多く、ブランド力が高いことからも、衛生管理に不備があった際の負の影響は計り知れない。
そのため、ほっかほっか亭では、工場では世界基準の安全性への配慮がされており、
細菌検査などを行うことで、常に品質面でのモニタリングがされている。
開業制度種類及び概要と、開業資金等の条件
FCS(フランチャイズオーナースタートアップ)
- 業界未経験で、まずは短期間試してみたい個人や、初期費用を多く準備できない場合に利用がされる契約である。
- 本部の店舗を委託運営運営する形式となる。
FCL(フランチャイズライトオーナー)
- 本部が加盟店に変わり、建物や設備を用意するため、開業資金を抑えて独立開業をしたい個人オーナーに向いている。
FC(フランチャイズオーナー)
- 新規事業としてほっかほっか亭のフランチャイズを検討している法人や、
一定規模の開業資金を持っている個人オーナーに向いている契約。
FCS | FCL | FC | |
契約形態 | 委託 | 直営店限定の加盟 | 加盟・多店舗 |
契約期間 | 3ヶ月(最長1年) | 5年間 | 5年 2回目以降の更新は3年ごと |
更新有無 | あり(3ヶ月) | あり 更新後は4年間初回と合わせ、 最長8年契約更新料10万円 | あり 1回目は5年で、 2回目以降は3年ごとに更新。 契約更新料は10万円。 |
対象者 | 個人 | 個人 | 個人・法人 |
加盟金 | なし | ¥1,100,000 | ¥1,100,000 |
保証金(非課税) | ¥500,000 | ¥500,000 | ¥1,500,000 |
研修費 | ¥220,000 | ¥220,000 | ¥220,000 |
開業準備金 | ¥165,000 | ¥550,000 | ¥22,000,000 |
合計金額 | ¥885,000 | ¥2,370,000 | ¥24,820,000前後 ※新規出店の場合 |
フランチャイズオーナーの口コミ・評判・評価
最近はモバイルオーダーからの注文が増えているので、お客さまを待たせる事なく、業務効率が上がっています。
特に、来客数の多い時間帯などは効率的に業務を進められることで、今まで以上に多くのお客さまの対応ができています。
時間帯別でも、モバイルオーダーの利用率が違ったりもするので、アプリを告知することで、利用率を上げて、さらに業績を改善できます。
モバイルオーダーを利用されないお客さまも、現金以外の決済が増えており、受付対応が早くなってきています。
法人顧客に対しても、積極的に営業を行う事で、着実にリピート率が高く、高い売り上げが見込める顧客が増えています。
近隣のスポーツの試合がある際などは、短期間でかなりの額の売上を作れます。
私の開業したエリアは、高齢者の方が多い特性があったため、勉強会などを通じて聞いているような注文比率でモバイルオーダーが入りませんでした。
しかし、高齢者の方であっても、最近はスマートフォンを持っているのが一般的であるため、アプリのダウンロードの仕方から、使い方まで丁寧に教えることで、今では年配の方でも利用をしてもらえるようになりました。
今までは電話注文をされるお客さまも多かったのですが、電話では聞き間違いのリスクもありますし、対応に時間がかかることが課題感としてありました。
アプリ経由での注文であれば、そのような問題が解決できます。
個人的に、加盟してよかったポイントはやはり勉強会の存在ですね。
こちらで他の店舗でうまく行った経営手法などを聞くことで、何度も私の店舗での改善が行えました。
経営者は孤独な面が大きい仕事ですが、このような仕組みがあるから孤独にならず、良い意味での緊張感も感じながら仕事ができています。
※各種情報は調査時点のものです。独自の調査による推測の情報も含まれていますので、正確で詳細な情報は本部に連絡をして確認をしましょう。また、収支モデルなどの数値はあくまでもシュミレーションであり保証されるものではありません。
参考https://www.hokka2-owner.com
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