「牛丼屋・豚丼」のフランチャイズというと、真っ先に「吉野家」「松屋」「すき家」などを想起にする人が多いですが、一部フランチャイズ店があるものの、大手ほど積極的にフランチャイズ店を募集していません。
特に、すき家は全店舗を直営で運営する事へのこだわりを強く打ち出しており、加盟するのは難しそうです。
しかし、他にも大手3社以外にも名店が多くあり、フランチャイズの募集を行っている店舗も存在します。
このレポートは、そんな「牛丼屋・豚丼」のフランチャイズを展開している各社の事業の情報を一覧形式でまとめています。
強み・弱みなどを分析した、貴重な内容となっておりますので、独立・開業や新規事業の参考にしてください。
目次
伝説のすた丼屋
- 「牛丼・豚丼」業態の欠点は『単価の低さ』であるが、伝説のすた丼屋では「すた丼」を約700~900円で提供しており、ファストフードでありながら、単価が高いことが強み。
- 単価が高いにも関わらず、牛丼屋と同じく高い回転率を持っていることからも、飲食業界の中でも強いビジネスモデルと言える。
- デリバリー専門店の数を増やしているが、通常店でもテイクアウトが人気であるため、収益源も多いのが強み。
- ニンニクをふんだんに使用していることからも、女性よりも、男性顧客が多い。
- 2006年には、都内に10店舗だったが、現在では全国に100店舗を超える規模まで拡大している。
- 現在でも、店舗数は、都内が多く、全体の約4割が東京都である。
- そのため、エリアによっては、東京ほどの知名度はない。
- しかし、他の牛丼屋のフランチャイズとは違い、確かな実力を持ちつつも、出店エリアに白地を残しているのがメリット。
- 「牛丼・豚丼」は本来、ジャンクな食べ物として、健康的ではないイメージが付きまとうが、
「すた丼」は、豚肉・ニンニク・卵がふんだんに使われているため、栄養価が高い。 - 秘伝のニンニク醤油ダレが使われた名物「すた丼」は、脂が甘く、やわらかいのが特徴。
- 中華鍋で強火で作られる点も、チェーンの牛丼屋とは異なる。
- 並盛でも、茶碗約3杯分の量とされており、そのインパクトからも口コミが拡散されている。
- 量が多いことで、写真映えもすることから、SNSなどの投稿も活発に行われいる。
- 毎月29日は肉の日ということで、肉を1.5倍に増量しており、新規顧客の開拓と、既存顧客のリピート率向上に寄与している。
- 単価が高い一方で、肉の量が多いことからも、原価率は一定かかっていると考えられる。
- もちろん研修は実施されるが、中華鍋を振るう必要があることからも、従業員の習熟度によっては、味に差が生まれると考えられる。
- 「伝説のすたみな唐揚げ」が人気メニューとなっており「すた丼」の次に人気の商品になっている。
- 他にも、生姜焼きや、カレーなどが人気。
韓丼
- 普段使いがしやすい低価格帯で、カルビ丼を提供しているため、リピート率が高い。
- 手作りをしているため、提供速度がやや遅い。
- オープンキッチンで、網焼きをしているため、ライブ感があり食欲が湧く。
- 男性人気のある焼肉メニューの他に、スンドゥブなども提供しているため、女性人気の取り込みもできている。
- スンドゥブは、健康志向の高い顧客からニーズが強く、牛丼大手各社が弱い領域であるため、差別化になっている。
- 新規事業の検討や、既存事業を変えたい法人からのニーズが強い。
- 最近では、牛丼大手各社が牛丼以外にも、焼肉系のメニューを強化しており、競争は激しくなっている。
- 2店舗目以降の展開をする場合は、加盟金が150万円安くなるため、複数店舗の展開がしやすい。
ロイヤリティーに関しても、5店舗以上の場合0.5%安くなる。
加盟金・ロイヤリティー等の加盟条件
項目 | 条件 |
加盟金 | 350万円 |
加盟保証金 | 150万円 |
ロイヤリティー | 売上の3.5% |
契約期間 | 5年間 |
元祖焼き牛丼のチカラめし
- 一時期、急速に店舗数を拡大させた一方、現在では店舗数が2店舗となっている。
- しかし、ブームの際に根強いファンが多数生まれたことも事実で、いまだに食べたいと願う顧客も多い。
- そのニーズもあってか、ゴーストレストランブランドとして取り扱いが行われている。
※各種情報は調査時点のものです。独自の調査による推測の情報も含まれていますので、正確で詳細な情報は本部に連絡をして確認をしましょう。また、収支モデルなどの数値はあくまでもシュミレーションであり保証されるものではありません。
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