「個別指導塾ノーバス」のビジネスモデル・収益構造
ビジネスモデル・収益構造
- ノーバスの料金は、個別指導の月の授業回数で決まる形式になっている。
- 他に「入塾金」の22,000円と施設維持費・教材費・通信費安心メールサポート費等の「諸費用」がかかる。
- ゆえに、基本的な収益構造としては「(入塾金)+(諸費用)+(授業あたり単価×授業回数)」という形になる。
授業料(単価)の決まり方
- ノーバスの対象顧客ターゲット小学生・中学生・高校生と広い。
- 基本的に学年を重ねるごとに料金が上がっていく仕組みになっている。
- 具体的には、小学生コースの場合は、週1回(月4回)の月謝が8,800円となっており、高校生3年生は週1回(月4回)の月謝が17,600円となっている。
「個別指導塾ノーバス」のフランチャイズ経営の強み・独立開業メリット
フランチャイズで独立開業するのであれば、儲かるか、儲からないかは重要なポイントです。
お金だけがフランチャイズの開業メリットでは無いものの、
成し遂げたいことが実現できるかは、事業としての強みを見れば、かなり見えてくるものがあるはずです。
下記で同社の強みを徹底的に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
生徒と講師の1:1「完全個別指導」
- 現在国内では、塾のフランチャイズは数多く存在しており、その多くは「個別指導」を訴求している。
- しかし、実態は「生徒が3~4人に対して、講師が1人つく」ということが多い。
- それに対して、ノーバスのフランチャイズでは、
生徒1人につき、講師が1人つく形式になっており、
「完全個別指導」となっていることが、特徴となっている。 - 講師1人に対して、生徒が複数人いる方が、短期での運営効率としてはよく見える一方で、
生徒の性格、理解度や、モチベーションの変化などの細かい部分への配慮では、
ノーバスのような「完全個別指導」と比べると劣る、という側面がある。 - 講師1人に対して、生徒が複数人(3~4人)の場合は、生徒1人に対して割ける労力が小さくなってしまうため、
「完全個別指導」の形式と比較すると、生徒ごとに応じた成績改善のための計画なども取りずらくなってしまう。 - 「完全個別指導」であれば、生徒の状況を常に把握しやすいため、
生徒1人1人に合った「オーダーメイドの授業」を提供できるからこそ、生徒の成績改善に寄与できる。
その結果、定期試験での成績改善や、志望校への合格といった成果につながる。 - また、講師1人に対して、生徒が複数人(3~4人)いる場合は、
生徒や保護者から「ちゃんと自分(子供)を見てくれていない」という不満に繋がりやすい。
結果として「継続率」が低くなり、高い集客コストをかけて、獲得した生徒にも関わらず、短期間で退塾に至ってしまう。
そのためノーバスのフランチャイズのような「完全個別指導」の形式の方が、
継続率などを加味すると高収益になりやすい。
※もちろん、講師1人に対して、生徒が複数人(3~4人)の場合も、高い継続率を出せるケースもあるが、塾長などのオーナーや、講師の高い実力が必要なケースが多い。
「ノーバス」ブランド及び、集客力の高さ
- 個別指導塾ノーバスを運営する株式会社イーパスの創業は、
1983年であり、塾業界において長い歴史を有しており、知名度が高い人気ブランドである。 - 人気度を調査するために、実際に塾探しサイトとして、利用者数NO.1の塾ナビにおいて、ノーバスの知名度を調べた。
すると「新検見川駅」「与野本町駅」などの多くの「人気の塾・学習塾ランキング」でNO.1となっていた。 - ホームページにおける集客施策も、実際に調査したところ、しっかりと強化がされており、
グーグルで「個別指導塾」などの、競合が非常に強い検索キーワードにおいても上位表示されていた。 - インターネット集客以外のパンフレットなどを活用した集客施策についても、成果の出やすい販促物を活用できる。
- 株式会社イーパスは、フランチャイズ事業以外にも「塾経営者向けの塾経営コンサルティング事業」を運営しており、このことからも、塾経営に対する知見の高さが窺える。
- 知名度が高いため加盟後に「ノーバス」の看板をつけることで、来店率を上げることができる。
価格競争力がある
- 一般的なイメージとしては「完全個別指導」の形式の方が、複数人を指導する授業よりも高いと思われがちである。
- しかし、講師1人に対して、生徒が複数人(3~4人)を教える場合は「授業時間÷同時指導生徒数」が実際に1人の生徒に割かれる1時間あたりの授業時間となる。
そのため、仮に授業が1コマ1時間で4人を教える場合は「1時間÷4人=15分」となり、実は生徒1人に割かれる時間は極めて短いことになる。 - 結果として、実は講師1人に対して、生徒が1人の「完全個別指導」の形式の方が、
1分あたりの授業単価では、複数人を同時に教える塾よりも、安いケースが多い。 - 年々、保護者の方も教育業界に対する知見が深くなっているため「本質的に安いのはどこか?」を判断しやすくなっている。
- そのため、ノーバスのフランチャイズのような「完全個別指導」の形式が人気となっている。
評判・口コミが良くなりやすい
- 塾経営は、地域に根付いた経営になるので、評判や口コミなどの情報が伝達しやすい特性がある。
- そのため、一見すると非効率に見える「完全個別指導」の形式で、
生徒の教育を行う方が、実績(定期試験での成績改善や、志望校への合格)を出しやすく、
結果として、保護者間や、生徒間での口コミが良くなる。 - 口コミが広がっていくと、新規顧客獲得のための広告宣伝費を少なくすることが可能なので、
運営年数を重ねるごとに利益率を上げていくことができるようになる。
科目単位で、講師を指定できる
- 一般的な塾では、1人の講師が、全ての教科を担当するケースが多い。
しかし、ノーバスでは「科目単位で、講師を指定できる」ようになっている。 - 講師といえど、人間なので、科目によって得意・苦手は一定あるもの。
かつ学力の高さと、教えるうまさは同じ人間(講師)でも、科目によって差が生じる。
講師にとって、もともと得意な科目は逆に苦労をせず、偏差値を上げられることもあり、
苦労をして、偏差値を上げた科目の方が「わからない子供の気持ちがわかる」ということもあるからだ。 - 科目単位で講師を指定できると、生徒及び保護者の満足度が上がるため、
結果として、科目単位での継続率が上げやすくなる。
そのため、1生徒あたりの複数教科受講率が上昇することで、
1生徒あたりの月間売上も上げることが可能になる。
「月間売上の増加」×「継続率の上昇」によって、収益性を上昇させることができるのだ。 - 逆に、全ての教科を1人の講師が教える場合は、生徒及び保護者の満足度が下がる事もあり、
(全教科、等しく高水準で教えられる講師の数は採用市場において少数であるため)
退塾率の上昇につながり、仮に短期間での退塾に至らなくても、
受講科目数が減ることから(担当講師が教えるのが上手な科目だけ受講する)、
1ヶ月あたりの1生徒あたりの売り上げとしては、小さくなってしまう。
生徒の都合に合わせて、授業を設定できる
- 集団塾などは顕著に、その傾向が現れるが「科目ごとに実施時間・曜日」が決まっている塾が多い。
- しかし、一方でノーバスのフランチャイズでは「完全個別指導」の形式で授業を行なっていることから、
生徒の予定に合わせて、授業を行う曜日や時間帯を決めることができる。 - 生徒の都合に合わせて授業を行うタイミングを選択できるため、
「1ヶ月あたりの受講授業数」を上昇させやすくなる。 - 結果として「1ヶ月あたりの1生徒あたりの売上」を最大化させることができる。
- かつ、授業のコマ数が多ければ、生徒としても成績を上げやすくなるため、
定期試験の成績や、志望校への合格をさせやすくなる。 - 成績上昇や、大学合格といった成果が上がると、さらに口コミがよくなり、
新規集客効率が改善して、利益率及び・利益額が上昇する、という「正のスパイラルを回す」ことができる。
オンライン授業も取り揃えている
- 教室での「完全個別指導」のイメージが強いノーバスであるが、
顧客の要望に応える形で、しっかりとオンライン授業についても準備がある。
電話の受付代行を実施してくれる
- 塾経営をしている際の課題が「電話対応」である。
- オーナーの大きな仕事の一つに「入塾検討をしている保護者・生徒との、商談」がある。
そのため、新規の顧客対応をしている間は少なくとも電話対応をすることがオーナーにはできない。 - しかし、その間にも、新規で入塾を検討している保護者・生徒からの電話は鳴ってしまうため、対応ができないと、他社に流れてしまう機会損失リスクがある。
- そのため、個別指導塾ノーバスでは「電話代行サポート」をしてくれる仕組みがある。
- そもそも、保護者や生徒の来塾・面接には高い電話対応ノウハウが必要とされる。
そのため、電話対応を本部のプロに委託することで、電話をもらってからの、来塾率・面接率を上げることが可能になる。
出店戦略の秀逸さ
- 実際に店舗を分析してみると、一般的な塾のフランチャイズでは、15坪前後の校舎が多い中で、
ノーバスは、小さい校舎でも20坪はあり、40坪程度の広さを持つ校舎も多数存在した。 - 塾のフランチャイズを開業する際に、とにかく固定費を抑えることだけを考えて、校舎を小さくしてしまうことが多いが、それだと生徒数を増やし切ることができず「利益額」も極めて小さいものになってしまうというリスクがある。
- 特に塾ビジネスとは、ストックビジネスの代表格であることから、基本的には運営年数が伸びるほど、
口コミ効果も含めて、生徒数が積み上がる傾向にある。
ゆえに、小さな校舎で出店してしまうと、せっかく狙えるはずの、収容生徒数の上限に早期に当たってしまい、機会損失が大きく発生してしまうリスクがあるのだ。 - ノーバスの平均生徒数が直営において150名であることからも、この戦略が成功していることが理解できる。
講師の採用力の高さ
- 塾経営で重要なのは、新規の入塾検討者の集客に加えて「講師をどうやって集めるのか?」という課題である。
- 講師を採用できなければ、生徒が増えても、売り上げが立たないリスク(機会損失)が生じる。
- それだけではなく、学びたい科目の講師がいなければ、退塾率を上げてしまうリスクまで生じさせるので厄介な課題となっている。
- 個別指導塾ノーバスでは、独自の求人媒体や、各種求人媒体への掲載ノウハウを有していることから、高い採用力を持っている。
- 講師を集めるだけではなく「どのような人材であれば、成果を出しやすいのか?」といった、人材の見極めに関しても高いノウハウを有している点がフランチャイズ加盟メリットの一つである。
講師のレベルが高い
- 個別指導塾ノーバスの採用基準は極めて高いとされており、学力だけではなく、人間力も高い人材を採用するようになっている。
- 特に、生徒の成績に対する責任感が高く「成績が上がらない原因は講師にあり、生徒ではない」という自責思考が高い人材が多く集まっている。
子供の安心への配慮
- 子供が専用機器にカードをかざすと、保護者の登録メールアドレスに、登校した時間と、下校した時間が知らされるサービスがある。
- これによって、保護者が安心して子供を通塾させやすくなり、万が一の場合にも対応を素早く立てやすくなる。
経理業務を代行してもらえる
- フランチャイズの加盟オーナーを悩まさせる業務の一つがサラリーマン時代などにはあまり経験しなかった
「経理業務」であるが、ノーバスでは、塾の運営に集中ができるように、本部にて経理業務を代行してもらえる仕組みがある。 - 具体的には、授業料の請求や、給与支払いなどの業務を代行してもらえる。
高い実績
- 直営校における平均の生徒数は、150名であり、
全校平均にしてみても、平均の生徒数は95名という実績を叩き出している。
「個別指導塾ノーバス」のフランチャイズの弱み・事業課題、デメリット
加盟直後の、初期の事業の立ち上がりが遅い
- 塾ビジネスは積み上げ型のストックビジネスの代表例であり、最大の課題は「初期の立ち上がりが遅い」ことにある。
- 初期は、どの塾のフランチャイズであっても、赤字になりがちであり、余裕資金等が潤沢になければ、生活が厳しくなる場合もある。
年間180万円を保証してくれる
- その弱みを補完するために個別指導塾ノーバスでは「収入保証プラン」が用意されている。
この仕組みを利用すると、独立後1年目限定で、月に150,000円(物件家賃50,000円・生活費100,000円)を保証してもらえる。 - そうすることで、1年目の顧客数(生徒数)の少ない時期を乗り越えて、2年目以降に安定的な収益が生まれるように、長期を見据えた上での質の高い運営ができるように準備ができる。
「個別指導塾ノーバス」のロイヤリティ・契約料金
1年間徹底サポートプラン
■加盟金:0円
■本部研修費:0円
■保証金:20万円 (非課税)
■開校サポート・営業費:110万円 ※別途、旅費・宿泊費
■物件取得費:実費 (150万円前後/20-40坪)
■備品設備費:実費 (150万円前後 看板代含む)
■ロイヤリティ
・1年目
20名まで5%
21-40名10%
41-50名12%
51名以上15%
・2年目
一律15%
・3年目以降
一律10%
https://www.nohvas-fc.com
フランチャイズ加盟オーナーや、顧客からの評判・口コミ・評価
やはり、完全個別指導である点が子供を入れる決め手になりました。
一時期別の塾に通わせていたのですが、先生が直接子供に授業をしてくれる時間があまりにも短く、子供から全然勉強にならないと言われて、成績の良い子供をお持ちの友人から紹介してもらいました。
満足です。
定期試験対策をメインに利用しています。
先生が優しくて教え方が上手いです。
前は、オンライン授業をやっていたけど、やっぱり大人の授業の方がちゃんとモチベーションを上げてくれるから、成績が上がりました。
定期的に個人面談をしてくれるのが良いと思います。
私の進路に応じて、過去の実績データを参考にしながら、適切なアドバイスをもらえています。
最初に入ろうと思っていた塾の評判が悪いのが気になっていたので、ちゃんと友達からの紹介でノーバスに入ってよかったです。
講習会が年間3回やっているのですが、
私は最初に夏に利用をしました。
ここで成績をしっかりと伸ばせたので、普段のコマ数を増やしてもらうよう、親にも説得ができたのが志望校に合格できた最大の分け目でした。
自習室をよく利用してます。
自習室があるかないかで、塾を選び直しました。
当時、高校1年の際に入ってた塾はなかったので、最悪だった。
意外とない塾が多いんだよね・・・
時間割をちゃんと生徒に合わせて柔軟に調整してくれるのがありがたい。
自分は部活をしているのですが、参加は不定期なので、時間割を調整してくれる塾じゃないと通うのは無理。
本当の個別指導だから、家庭教師に近いイメージの塾だと思う。
「個別指導塾ノーバス」の会社概要
会社名
株式会社イーパス
住所
〒330-0846 埼玉県さいたま市大宮区大門町3-32
事業内容
フランチャイズチェーンの管理・運営、および付随するサービスの提供
学習塾・家庭教師に関するコンサルティングおよび付随するサービスの提供
※各種情報は調査時点のものです。独自の調査による推測の情報も含まれていますので、正確で詳細な情報は本部に連絡をして確認をしましょう。また、収支モデルなどの数値はあくまでもシュミレーションであり保証されるものではありません。
参考:https://www.nohvas-fc.com
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