結論から言えば、コレジムのフランチャイズの強みは下記が挙げられる。
■創業者の「新貝 篤司」氏の経営手腕とビジョン
■継続率が高い、質の高い顧客(利用者)の積み上げができる。
■利用者にとっても、継続がしやすくなる工夫が多数されている。
■総じて、マーケティング力が高い。
低い会員獲得コストで、多くの会員数が獲得できる施策がなされている。
目次
コレジムのフランチャイズ経営の強み・独立開業メリット
- コレジムは静岡を中心に11店舗の出店をしている24時間フィットネスジムである。
- 「国家資格者監修のジム」であることが特徴であり、一般的な24時間フィットネスジムよりも、より健康にフォーカスがされている事が強みとなっている。
- コレジムの競争力を一言でまとめてしまえば、創業者「新貝 篤司」氏の経営手腕と、ビジョンの強さが挙げられる。
実際の経営手腕については後述をするが、ビジョンの強さは、新貝 篤司氏の経歴が関係していると考えられる。
新貝 篤司氏は、長年整体院を運営してきた経験を持っており、その経験から整骨院以外での健康の形を考えた結果、コレジムのフランチャイズ事業を生み出した。
ビジョナリーでありつつ、自身の能力に慢心する事なく、従業員等の利害関係者への感謝を忘れない、謙虚さを持ち備えた稀有な経営者である。
一般的にフィットネスジムは入会後に施設を利用しない顧客によって大きな利益を生んでいる事が有名な業態であるが、
新貝 篤司氏は「幽霊会員を生まない」事を公言しており、本気で利用者の健康改善に取り組んでいる事がわかる。 - 一般的な24時間フィットネスジムは、入会後は放置される事が殆どである。
しかし、コレジムでは、入会金にマンツーマンレッスン60分が含まれていることから、
運動の習慣化を高い水準で行うためのオンボーディングの工夫がされている。
初回のトレーニングの際に、マシンの使い方や、トレーニング方法が分かった状態でスタートできるのだ。
これは、利用者にとっても、ジムにおける運動効果を得やすくするメリットがあることに加えて、
フランチャイズオーナーからしても、利用者に運動の習慣化がしやすくなることから、高い継続率の顧客を増やせるメリットがあると考えられる。
ジム経験がある利用者にも、初回パーソナルトレーニングを必須とする徹底ぶりである。 - 従来のジムは、トレーニングウェアに着替えて、靴もいちいち履き替えるというような小さな手間が多数存在しており、なかなか習慣として根付かない事が課題であった。
しかし、コレジムのフランチャイズジムであれば、利用者は私服で10分などの短時間で通うことができる。 - 24時間ジムにありがちな、セキュリティキー忘れなどにも対策があり「指紋認証式」の警備となっている。
- 24時間営業をしているため、利用者は自身の生活に合わせて、いつでも利用をする事ができるため、運動の習慣化がしやすくなる。
- 「利用料金の安さ」もコレジムの大きな特徴である。
モーニングメンバー、アフタヌーンメンバー、ウィークエンドメンバー、フルタイムメンバーという棲み分けがされており、利用をする曜日や時間帯によって料金が分かれている。
プランによっても違いがあるが、年間契約の場合、3,500円か5,500円の価格となる。
この価格設定は明らかに競合が意識された価格設定であり、業界でも最安クラスの料金帯となる。 - 競合他社との価格戦略における相違点の一つに「年間契約」の存在がある。
コレジムのフランチャイズの競合となる、24時間ジムの場合は、あくまでも料金を毎月支払う形になっており、年間契約による割引などが無いのだ。
契約する利用者にとっては、割引料金で通えることによる、支出の抑制がメリットとなる。
コレジムのオーナーにとっては、年間契約の利用者を増やすことによって、1年から2年の収益を確定させる事ができるのがメリットである。
利用者は年間契約を結ぶことによって、支払いが確定しているので、
継続的に通うことに対するモチベーションが上昇するメリットが生じる。 - また、意外とジム業界でやり切れていないマーケティング施策として「紹介キャンペーン」の存在がある。
そもそも競合他社は、紹介キャンペーンをやっていない期間が存在しており、常に行っている訳ではない。
しかも、紹介を実施することによる報酬としても「抽選で旅行券が当たる」などの形になっている事から、紹介を行うことに対するモチベーションを上げ切れていない事が課題だ。
一方で、コレジムの場合は、紹介者に対して「1人の紹介あたり最大5000円の商品券」を報酬として付与している。
報酬単価が高いことに加えて、報酬形態が「商品券」となっている事から、競合他社の報酬とは違い、使い道が広い事が紹介者のメリットになっている。
しかも、紹介された入会者も「初回2ヶ月分の会費が無料」となるようになっている事から、紹介する側と紹介される側の両者に取って大きなメリットが発生されるように設計がされている。
また、紹介人数が増えるごとに、紹介人数あたりの報酬額が上昇する設計になっていることも特徴だ。
つまり「入会した会員が、更なる新規会員を自主的に拡大していく仕組み」が徹底されているのだ。
紹介される側は当然、ほとんどのケースで、紹介者の家族や友人等が中心となるため、継続的に通いやすい。
チラシなどの広告手法で獲得した会員よりも、高い継続率がであるため、1人あたりの生涯売上が大きくなるのも事業メリットである。 - 総じて「マーケティング力が高い」という事が、コレジムを運営する、株式会社This is グループの強みとなっている。
- 運動をすることに対するハードルを大きく下げてていることに加えて低価格で利用ができるようにしている為、
既存のトレーニングジムと違い「そもそもジムに通っていなかった顧客層の開拓」ができている。
つまり、既存のトレーニングジムの市場に加えて『新しい市場を生み出している』点が同社の新規性となっている。 - ジム経営を行いたいオーナーの頭を悩ませるポイントの一つに「初期費用の高さ」が挙げられる。
しかし、コレジムのフランチャイズでは、独自の仕入れルートによって、格安価格でトレーニングマシンの導入ができるようになっており、リース等での契約もできる。 - トレーニングジムの独立開業における初期費用は、物件取得費や設備費用の高さから、五千万から一億単位でかかるケースが多い。
しかし、コレジムのフランチャイズは、設備が安く済むことに加えて、物件もコンビニ程度の小規模で済むことが初期費用の安さに繋がっている。
結果として、初期費用は、8,000,000円~10,000,000円前後に抑える事が可能になっている。 - 初期費用と固定費が低いことから、複数店舗の運営にも向いているフランチャイズであり、店舗数が拡大することで、近隣への新規参入障壁を作ることも可能である。
近隣へ複数店舗を出店することで、従業員が複数の店舗を担当することもできるようになり、人件費の抑制にも繋がる。 - パーソナルトレーニングのプログラムも提供されており、一般的なトレーニングジムよりも顧客単価を上げやすい仕組みも導入されている。
コレジムのフランチャイズの弱み・事業課題、デメリット
- RIZAPが「私服で通える24時間小規模ジム」というコンセプトで、chocoZAP(ちょこざっぷ)の店舗数を拡大している。
- そのため、エリアによってchocoZAP(ちょこざっぷ)と競合する。
その他にも、24時間運営のフィットネスジムはあるため、複数の競合がいる事で、大きな市場になっている。 - 「安価な24時間ジム」というコンセプトの市場は、まだまだ導入期にあるため、
競合ではなく「市場を一緒に拡大していく仲間」と解釈できる。
新しいビジネスモデルが拡大するには、大手が参入することによって、消費者に受け入れられる必要があるのだ。 - また、明確な差別化されているポイントとしては「従業員の常駐」にある。
競合他社の各社では、基本的に従業員の常駐が無い。
それに対して、コレジムのフランチャイズでは、
従業員が常駐しており、顧客との会話やサポートがされる事が特徴になっている。
この従業員との関係性や、サポート力の違いが、利用者の継続率の差にも繋がっており、
それが競合他社と1顧客あたりの生涯価値(生涯売上)の差に繋がるため、
従業員の人件費を捻出した上で、利益が出せる構造になっていると分析する。 - 無人店舗も存在しており、その場合は、人件費を抑制できることがメリットとなる。
- また、競合他社の施設よりも、設備レベルが高いことも特徴である。
競合他社が、比較的初心者向けの設備となっているのに対して、コレジムでは、中級者以上も満足できる設備がある。
顧客層として、初心者から、中級者以上まで捉えていることが、コレジムの強みと言える。
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フランチャイズで独立開業するのであれば、儲かるか、儲からないかは重要なポイントです。
お金だけがフランチャイズの開業メリットでは無いものの、
成し遂げたいことが実現できるかは、事業としての強みを見れば、かなり見えてくるものがあるはずです。
※各種情報は調査時点のものです。独自の調査による推測の情報も含まれていますので、正確で詳細な情報は本部に連絡をして確認をしましょう。また、収支モデルなどの数値はあくまでもシュミレーションであり保証されるものではありません。
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