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株式会社ベストスマイル/ありがとうの花のフランチャイズ経営の強み・独立開業メリット
- 障害者の中でも6歳~18歳の学生を対象とした放課後等デイサービスのフランチャイズは近年増加しており、競争環境が激化している。
放課後等デイサービスは、障害者の生活介護サービスとしては、比較的軽度の利用者を対象としているのが特徴である。 - 株式会社ベストスマイルが運営する「ありがとうの花」のフランチャイズは、
生活介護サービスとしては、比較的重度の利用者が多い領域で、障害者支援を実施している。
競合環境としては、緩やかであるため、新規参入余地が大きく残っている市場である。 - 放課後等デイサービスの場合は、顧客が6歳~18歳となるが、
「ありがとうの花」の直営施設利用者の年齢層は18~65歳となっており、顧客ターゲットが広い事がメリットである。 - 売上の9割が国からの給付金であるため、売上の回収リスクが低い。
- 直営店の実績としては、顧客の継続率が99.9%という脅威的な数値を叩き出しており、ストックビジネスとして成功している。
利用者の直接負担額が10%で済む事からも、経済的負担が小さく、リピート率が高くなる。 - 生活介護は、利用者の自宅から、事務所への送迎を実施する事から、
事務所の立地は家賃の安い郊外で住むことがメリットである。
物件の近くにスーパー等の小売店や、病院などがあることが好ましい。 - 商圏調査・物件選定から、資金調達などの開業前支援や、
運営におけるマニュアルや、定期的な経営指導、給付金請求事務代行などの開業後支援があることがメリット。 - 障害を持つ利用者と、その家族の両方の課題を解決する事業であるため、感謝をされる事が多く、やりがいの大きい仕事である。
- 事業規模としても、直営店の実績として、年商6000万円以上となっており、
営業利益は月平均200万円以上の水準を出すことが可能となっている。 - 原価率が約4.5%となっており、人件費・賃料・ロイヤリティが主なコストとなっている。
- 初期費用の目安としては、700~1000万円程度で、別途運転資金として500~1000万円程度が必要と考えられる。
- 障害者の総数は、約940万人となっており、人口対比で7.4%もの規模になっている。
- 身体障害・知的障害ともに増加傾向にあり、実際に障害者の生活介護利用者も増加傾向にある事から、
株式会社ベストスマイルが運営する「ありがとうの花」を取り巻く市場も拡大が見込まれている。
株式会社ベストスマイル/ありがとうの花のフランチャイズの弱み・事業課題、デメリット
- 1エリアにつき、加盟店を1としている事から、今後希望するエリアでの開業ができない可能性がある。
- 一方で、加盟店同士での不毛な競争を生まない配慮がされているため、利益を守りやすいメリットになっている。
- 事業を運営するにあたり、サービス管理責任者や、看護師等が必要であり、
売上対比での人件費率が高いビジネスであるため、採用ができるかどうかが重要である。
しかし需要に対して、就労者の数が足りていない領域であるため、採用市場としては簡単とは言い難い。
会社概要
社名 | 株式会社ベストスマイル |
代表者 | 松浦純 |
本部所在地 | 〒270-0226 千葉県野田市東宝珠花222 |
創業 | 2012年12月5日 |
資本金 | 10,000,000円 |
従業員数 | 25名(役員・社員・契約社員・パート含む) |
施設数 | 8事業所 |
FC展開開始日 | 2021年4月 |
フランチャイズで独立開業するのであれば、儲かるか、儲からないかは重要なポイントです。
お金だけがフランチャイズの開業メリットでは無いものの、
成し遂げたいことが実現できるかは、事業としての強みを見れば、かなり見えてくるものがあるはずです。
※各種情報は調査時点のものです。独自の調査による推測の情報も含まれていますので、正確で詳細な情報は本部に連絡をして確認をしましょう。また、収支モデルなどの数値はあくまでもシュミレーションであり保証されるものではありません。
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