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「こぱんはうすさくら」のフランチャイズ経営の強み・独立開業メリット
フランチャイズで独立開業するのであれば、儲かるか、儲からないかは重要なポイントです。
お金だけがフランチャイズの開業メリットでは無いものの、
成し遂げたいことが実現できるかは、事業としての強みを見れば、かなり見えてくるものがあるはずです。
下記で同社の強みを徹底的に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 「こぱんはうすさくら」は、児童発達支援と、放課後デイサービスの二つを両方とも行う事業である。
- 全国で166教室が運営されており、運営ノウハウを大量に保有している本部となっている。
- 厚生労働省によって、障害のある子供に対して、日常生活における基本的な動作・知識・集団生活への適応訓練等を指導するのが役割であるとされている。
- 「児童発達支援」の場合、0歳~小学校入学前までを支援する事業であり、
「放課後デイサービス」の場合、7歳~18歳までまでを支援する事業である。
しかし放課後デイサービスは、状況に応じて満20歳まで利用ができる。 - 「児童発達支援」「放課後デイサービス」は二つとも、売上の90%が国保連からの回収となるため、収益が回収しやすいメリットがある。
- 障害者の総数は、900万人を超えており、人口対比でも7%以上の水準となっている。
その属性としても多様であるが、障害児の増加率が最も高く、
2020年の10月から2021年の10月にかけて、約12%も増加している。 - 障害児の障害の程度は個人により大きな差があるが、「こぱんはうす さくら」のフランチャイズでは、比較的症状が軽い児童がメインとなっている。
症状が顕在化している層よりも、症状が軽い潜在層の方が多くの数、存在するため事業を運営する上での顧客ターゲットが広い事が特徴である。 - 児童発達支援と、放課後デイサービスの二つを別々で運営する場合、定員が10名となるが、
「こぱんはうす さくら」の場合、これらを同時に運営するため「定員が20名である」事が特徴である。
対象顧客数の定員数が多いことから、売上・利益の伸び代が大きい事が事業の強みとなっている。 - 児童発達支援と、放課後デイサービスを同時に運営することにより、児童発達支援の利用者が、
小学校に上がるタイミングで、そのまま放課後デイサービスの利用者に転換すると考えられる。
一般的に、二つの事業を運営する際は、それぞれに顧客獲得コストがかかるものであるが、
二つの業態を混ぜて運営することによって、顧客獲得コストを抑えながら、
かつ1顧客当たりの生涯売上・利益を拡大する事ができる構造になっている。 - 「同じ施設に通い続けることができる」事は、事業者の視点からだけではなく、
児童の保護者からしても、新しく施設を探す手間を抑えられる事がメリットとなっている。
児童と施設との相性や・評判の真偽など、実際に試さなくてはわからないのが、このサービスの特徴であるため、
信頼ができる施設が早いタイミングで見つかる事が、保護者にとっても大きなメリットとなる。 - 児童発達支援と、放課後デイサービス事業は、児童と保護者の両方に関わる事ができるため、感謝をされる機会が多く、やりがいを感じやすい。
- 児童発達支援と、放課後デイサービスを別々に運営する場合、施設を運営できる時間が短くなる。
一方で、この二つを同時に提供すると、売上高に対して人件費や家賃などの固定費を分散させる事ができるため、利益率を上げやすくなる。 - 全国で166教室が運営されており、事業運営の知見を多く有している強みを活かし、
本部では、開業前から出店に必要なエリアの選定や資金調達、
開業後の顧客獲得から、採用・育成に至るまで幅広くフォローをしてくれる。
「こぱんはうす さくら」のフランチャイズの弱み・事業課題、デメリット
- 児童発達支援と、放課後デイサービスを同時に運営する場合は、運営時間が長くなる。
売上高に対して人件費や家賃などの固定費を分散させる事ができるため、事業主にとっての収益性には寄与させやすい。
一方で、従業員からすると、労働時間が長くなる可能性があることからも、人材獲得においてはデメリットとなる事もある。 - しかし「こぱんはうす さくら」では、一般的な正社員等の雇用条件の他にも、
週休3日の正社員や、アルバイトなど、多様な働き方を導入しており、働きやすい環境を作り出している。 - また、フランチャイズでの独立開業となれば、施設を新しく作ることになるため、新しくて綺麗な職場環境となることから、職場としても人気になりやすい。
- 業界として、インターネットの活用が遅れがちであるが「こぱんはうす さくら」では、
LINEなどのメッセージアプリを利用して、求人応募をする事ができるようにする等をの工夫もされている。 - 児童発達支援と、放課後デイサービス事業は、児童と保護者の両方に関わる事ができるため、やりがいも大きいが、
児童と保護者の両方を満足させる必要がある事が、他のビジネスと比較した時の難しさでもある。
保護者にとってのメリットが、児童にとってのデメリットにもなる事もある。
加えて、従業員の離職防止のためのマネジメントも重要な経営論点となる。
収支モデル
- 大きく分けて2つのプランに分けられている。
基本的な違いは、加盟金とロイヤリティーである。 - Aプランの場合は、加盟金が無料である一方で、ロイヤリティーが8%かかるのに対して、
Bプランの場合は、加盟金が約250万円である一方で、ロイヤリティーが5%で済む。 - 開業希望オーナーの準備金や、方針等によって選ぶ事ができる。
項目 | プランA | プランB | 備考 |
---|---|---|---|
加盟金 | 0円 | 約250万円 | |
開業サポート費 | 50万円 | 50万円 | 職員研修、事業所の許認可など |
物件取得費 | 約150万円 | 約150万円 | 敷金、礼金、手数料などの目安 |
内装・設備工事費 | 約400万円 | 約400万円 | 開業できる状態でお引渡しも可能 |
什器備品 | 約100万円 | 約100万円 | |
ロイヤリティー | 8% | 5% | |
合計 | 約750万円 | 約1,000万円 | リース除く(車両) |
※各種情報は調査時点のものです。独自の調査による推測の情報も含まれていますので、正確で詳細な情報は本部に連絡をして確認をしましょう。また、収支モデルなどの数値はあくまでもシュミレーションであり保証されるものではありません。
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