目次
立ち飲み「スタンドキヨスグ(STAND KIYOSUGU)」のフランチャイズ経営の強み・独立開業メリット
フランチャイズで独立開業するのであれば、儲かるか、儲からないかは重要なポイントです。
お金だけがフランチャイズの開業メリットでは無いものの、
成し遂げたいことが実現できるかは、事業としての強みを見れば、かなり見えてくるものがあるはずです。
下記で同社の強みを徹底的に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
- フランチャイズ業界の大手「株式会社フードナビ」が手掛けている立ち飲み業態のフランチャイズである。
- 株式会社フードナビはフランチャイズ店とは別に、直営店舗も300店舗運営しており、グループ全体で40もの業態を展開している。
- 飲食系のフランチャイズは毎年、大量の業態が生み出されているが意外と「立ち飲み」は競合が少ない領域である。
- キヨスグ(STAND KIYOSUGU)は、競合が少ない「立ち飲み」業態に、
更に競合が少ない「おばんざい」という要素を掛け合わせて生まれた事業となっている。 - 京都でお馴染みの「おばんざい」は、一般家庭における日常の惣菜という意味合いで使われている言葉であり、
簡単に作れるものの、栄養満点の優しい味付けの料理が中心となる。 - 一般的には「立ち飲み屋」は、低価格の飲食メニューが多く、40~60代の男性客が1人~2人程度で利用をする事が多い。
しかしスタンド キヨスグ(STAND KIYOSUGU)は、20代から30代の顧客が、年齢問わず低価格で利用できる店になっている。 - 実際に店舗を利用してみたが、店内がオシャレな空間となっているため、
一般的な立ち呑み屋とは違い、利用シーンとして、デートなどでも積極的に利用がされる。
加えて従来の立ち呑み屋と同じく、1人でも利用できるし、会社帰りに複数人で利用する顧客も多い。 - 立ち飲み屋であるため、長時間の滞在をし続ける顧客は少なく、回転率が高くなる事が収益性を高めている。
- 実際に店舗を観察していたが、営業時間中の調理等はかなり簡素化されており、少人数でも店舗が回るオペレーションが作り上げられていた。
基本的には、注文を受けてから、器に料理を盛り付けるか、フライヤーで揚げるかなどの作業が中心であり、複雑な工程がない。 - 取り扱い商品数が少ないことも、オペレーションを簡単にしている要因である。
- 取り扱い商品数は少ないが、おばんざいは、季節に応じた内容となっており、定期的に来店を促す工夫がされている。
- オペレーションのシンプルさから、3名程度いれば店舗が回るようになっている。
- 従業員が少なくて済むことから、採用コスト・人件費・マネジメントコストが共に低く抑えられることが強みである。
- 元から低価格であるが「39(サンキュー)プライス」という訴求で、
毎日、日替わりで安いメニューを作っていることが、新規集客とリピート率向上に寄与している。 - 人気メニューは、煮込みと串カツであり、それぞれ複数のメニューがある。
煮込みは牛すじだけではなく、少々珍しい牛タンも提供している。
唐揚げメニューもトレンドを取り込んでおり、ヤンニュムやハニーマスタードなどを提供している。 - 店舗は10~15坪程度の比較的小規模な構えとなっているため、物件取得費も低く、家賃を抑えられる事がメリットである。
立ち飲み「スタンドキヨスグ(STAND KIYOSUGU)」のフランチャイズの弱み・事業課題、デメリット
- 出店地域は、1都3県限定で、本部指定の20地域のみ出店ができるとされている。
そのため、オーナーが希望するエリアでの出店ができない事がある。 - 高回転である事が前提のビジネスモデルであるため、客数が見込めないエリアでは成功率が下がる。
出店エリアが限定されているのは、まさにその事業課題と直結している決まりであると考えられる。 - 個人でも法人でも加盟ができるが、初期費用が三千万とされていることからも、個人では開業が難しい可能性がある。
初期費用
- 初期費用は総額約三千万程度とされており、三年での投資回収も可能とされている。
収支モデル
必ずしもオーナーが店長をする必要はないが、オーナーが店長を行う際の収益イメージ。
条件:13坪33席、賃料65万円、副店長+アルバイトのみ雇用
想定売上 | ¥5,009,565 |
---|---|
仕入れ原価 | ¥1,302,487 |
人件費 | ¥1,123,665 |
諸経費 | ¥1,400,460 |
営業利益 | ¥1,182,953 |
金利 | ¥38,351 |
経常利益 | ¥1,144,602 |
キャッシュフロー | ¥1,345,852 |
※各種情報は調査時点のものです。独自の調査による推測の情報も含まれていますので、正確で詳細な情報は本部に連絡をして確認をしましょう。また、収支モデルなどの数値はあくまでもシュミレーションであり保証されるものではありません。
お問い合わせ・コメント