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デイリーヤマザキのフランチャイズ経営の強み・独立開業メリット
- フランチャイズの代名詞とも言えるコンビニのフランチャイズであるが、明確に他社との差別化ができている。
具体的には、デイリーヤマザキのフランチャイズ店舗は、一般的なコンビニとは違い、店内調理を強みとしている。
店内で商品を手作りするスタイルであるからこそ、いつでも新鮮で出来立ての美味しい料理を提供する事ができる。 - 店内調理システムは「デイリーホット」と呼ばれており、店内厨房で、
焼きたてのパン・弁当・おにぎりなどを提供している点が特徴である。
レジカウンターの近くには、コーヒーも提供している。 - デイリーヤマザキのフランチャイズ本部は「山崎製パン株式会社」であるため、 特にパンに強みを持っている。
同社が保有する冷凍生地の技術を活用することで、本格的なパンをコンビニで提供することができる。 - 新商品も随時開発されており、定期的に来店を促すことができる。
具体的には、1ヶ月に10~20もの新商品が作られる。 - 固定客が全体の80%とされており、リピート率が高い事がデイリーヤマザキの強みとなっている。
- 一般的なコンビニとは違い、自身の手作りの商品を提供できることから、やりがいを感じやすい。
- 全国に出店をしており、多様な出店事例を有している。
具体的には、駅ナカ・駅前・施設内・ビジネス街・住宅地・ロードサイド・空港・高速道路・公表施設など実に多様な場所での事例がある。 - 契約プランによっても違うが、年間1680万円〜1860万円もの最低粗利保証がされている。
- 土地や建物を持っていなくても、本部が地主等から借りた土地を活用する事で開業することが可能である。
本部が店舗や設備を用意した場合は、自身で店舗や設備を用意する場合よりもロイヤリティー等が高くなる点には留意すべきである。 - 店舗の近くに引っ越しする費用を本部が一部負担してくれる。
- ATM・コピー・プリペードカード販売・宅配など、多様な機能を有している。
- サーティワン(31)のアイスは、ヤマザキで独占販売できるようになっている。
デイリーヤマザキのフランチャイズの弱み・事業課題、デメリット
- デイリーヤマザキの店舗数が1349店舗となっているのに対して、競合のコンビニは1社で2万店舗を超えている。
店舗数では、確かに競合の方が多いが、一方で競合は既存店舗同士での需要の食い合いが起きているのに対して、デイリーヤマザキの場合は店舗数が競合よりは少ないのもあり、既存店同士での競合が起こりづらい事がメリットである。
開業タイプ
- デイリーヤマザキのフランチャイズを開業するには大きく2つの方法がある。
- 1つ目は、本部が店舗・設備を用意する「FC-Cタイプ」
2つ目は、自身で店舗・設備を用意する「FC-Aタイプ」の2つである。 - 加えて「独立契約社員制度」を活用して独立することもできる。
「独立契約社員制度」を活用した際の独立開業の流れ
- 「独立契約社員制度」を活用した際の独立開業の流れは下記となっており、約1ヶ月程度で採用が決まり、独立までは、約半年から1年程度の時間軸となる。
- 契約社員として雇用されるため、給与が発生した上で実務を学ぶ事ができる。
- 研修日・開店準備手数料が免除されるため、開業資金を190万円削減できることも大きなメリットである。
- 応募
- 説明会に参加し、条件のすり合わせを実施
- 書類審査・面接・適性検査などの選考活動
- 採用の決定
- 入社し、労働契約の締結を行い、研修を行う
- 直営店にて、実務を行う
- 社内審査などを行い、資金調達やフランチャイズの契約などを行うことで、独立の手続きを完了させる
- 無事、独立開業となる
フランチャイズで独立開業するのであれば、儲かるか、儲からないかは重要なポイントです。
お金だけがフランチャイズの開業メリットでは無いものの、
成し遂げたいことが実現できるかは、事業としての強みを見れば、かなり見えてくるものがあるはずです。
※各種情報は調査時点のものです。独自の調査による推測の情報も含まれていますので、正確で詳細な情報は本部に連絡をして確認をしましょう。また、収支モデルなどの数値はあくまでもシュミレーションであり保証されるものではありません。
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