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七輪焼肉「牛繁」のフランチャイズ経営の強み・独立開業メリット
- 「元氣七輪焼肉牛繁」は、株式会社牛繁(ぎゅうしげ)ドリームシステムが運営する大手焼肉チェーン店である。
- 店舗数は全国で165店舗運営されており、直近では海外展開なども強化されている。
国内では、東京・神奈川・千葉・埼玉・山梨・を中心に出店がされており、
海外では、ベトナム・香港・アメリカに出店がされている。 - フランチャイズを展開する企業は、展開するエリアが全国に散らばりがちであるが、
店舗数の多さに対して、出店エリアが比較的少数であることから、ドミナント戦略が機能しているものと考えられる。 - 現状では全店舗に対する直営店舗の比率が高く、直営にて、しっかりと運営ノウハウの蓄積や、
日々の施策の検証を実施できているため、加盟店は効率的に経営を軌道に乗せやすいメリットがある。 - 「牛繁」は店舗数の多さと、食べ放題メニューがあることからも、
牛肉等を中心とした原材料の仕入れ量が多く、調達の際の交渉がしやすくなることで、
低コストでの調達を行え、それが結果として顧客への提供価格の低さにも反映されていると考えられる。 - 仕入れ力の高さからコストの削減に繋がり、それが集客力の高さに繋がり、
更なるコストの削減になる事業循環を作れていると考えられる。 - 価格帯としては低価格でありながら、本格的な炭火焼きでの焼肉が食べられることが顧客の魅力になっている。
- ドリンクメニューは、全部で約100種類近く提供されており非常に豊富なラインナップがあることからも、
全体売上に対するドリンク売上比率が高く、全体の22%から25%程度を出せている。
具体的には、ハイボール・サワー・マッコリ・ウイスキー・梅酒・焼酎・ホッピー・日本酒・各種カクテル・ビール・ワイン・各種ソフトドリンクが扱われている。
ドリンクバーも提供されており、小学生には割引価格で提供されていることからも、家族層の集客に寄与しているものと考えられる。 - 肉のカットは工場で行われた上で店舗に配送されるため、いつでも安定した品質で顧客に提供できる。
技術が求められる肉のカットを店内で行う必要がないことから、
包丁技術の高い職人の採用が不要で、従業員の教育コストも低く抑えられる。
肉のカットがされていることから、基本的な業務としては、肉の盛り付けが中心になる。 - 焼肉店は、生肉を扱うことからも衛生面での問題が発生しやすいが、
「牛繁」のフランチャイズでは、工場で一括で加工がされる仕組みになっているため対策が徹底されている。 - 競合他社では取扱いのない、希少部位などの取り扱いも行なっていることが、集客力の高さにも繋がっている。
- 座席のタイプもテーブル・掘りごたつがあり、2名・4名・6名タイプとが用意されている。
更に宴会などの対応もできるように、数十名でも入れるタイプも用意されている。
そのため、顧客層も非常に広く、家族・カップル・会社員などが来店するブランドになっている。
メニューも豊富であるため、年齢層としても、子供から年配まで利用がされている。 - 調理工程が見えるオープンキッチンが採用されているため、顧客は安心感を持って食材を口にできる。
- 食べ放題専門店の「焼肉 牛しげ」も展開されている。
食べ放題を低価格で提供していることからも、集客力が高く見込めるため、ロードサイドでも運営ができる。
タッチパネルが導入されているため、従業員の人件費を抑える工夫がされている。 - 研修制度が整っており、調理経験がない店長・リーダー・アルバイトなどが早期に活躍できるようになっている。
店長候補研修は開店の10週前から実施され、研修店舗でOJTおよび、OffJT形式で実施される。
リーダー候補研修は開店の3週間前より、OJT形式で調理など学ぶ。
開店1週間前からは、本部による開店支援も受けられ、開店後も定期的に本部から訪問型の指導を受けることができる。 - 工事期間は開店から、9週間前とされている。
七輪焼肉「牛繁」のフランチャイズの弱み・事業課題、デメリット
- 店舗数は多いが、比較的少数の都道府県に出店を寄せる戦略を採用していることから、
一部の未出店エリアでは、出店済みのエリアよりは、知名度が低いと考えられる。 - ドミナント戦略で、特定エリアに集中的に出店を行なっていることから、
オーナーの希望するエリアによっては、配送コストなどが、やや他のエリアよりも高くなる可能性がある。
七輪焼肉「牛繁」の初期費用
加盟金 | ¥2,500,000 |
保証金 | ¥1,500,000 |
設備投資 | ¥16,000,000 |
開業費 | ¥1,000,000 |
合計額 物件取得費等は含まれていない。 | ¥21,000,000 |
七輪焼肉「牛繁」のロイヤリティー
売上高に対して3%とされている。
七輪焼肉「牛繁」の収支モデル
科目 | 金額 | 構成比 |
---|---|---|
売上高(月商) | ¥4,000,000 | 100% |
売上原価 | ¥1,400,000 | 35% |
粗利益 | ¥2,600,000 | 65% |
人件費(店長人件費含む) | ¥880,000 | 22% |
地代家賃 | ¥400,000 | 10% |
償却費 | ¥90,000 | 2.3% |
リース代 | ¥80,000 | 2% |
諸経費 | ¥320,000 | 8% |
ロイヤリティ | ¥120,000 | 3% |
営業利益 | ¥710,000 | 17.8% |
キャッシュフロー | ¥800,000 | 20% |
フランチャイズで独立開業するのであれば、儲かるか、儲からないかは重要なポイントです。
お金だけがフランチャイズの開業メリットでは無いものの、
成し遂げたいことが実現できるかは、事業としての強みを見れば、かなり見えてくるものがあるはずです。
※各種情報は調査時点のものです。独自の調査による推測の情報も含まれていますので、正確で詳細な情報は本部に連絡をして確認をしましょう。また、収支モデルなどの数値はあくまでもシュミレーションであり保証されるものではありません。
参考:https://gyushige.com
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