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「ほねつぎブランド」「ほねつぎデイサービス」のフランチャイズ経営の強み・独立開業メリット
- アトラグループ株式会社は全国で、鍼灸接骨院の「ほねつぎブランド」と、
デイサービスの「ほねつぎデイサービス」を展開する上場企業である。 - アトラグループ株式会社は、鍼灸接骨院の経営を総合的に支援する事業を展開しており、
自費施術で必要となる機材を販売したり、療養費の請求代行サービスを運営している。 - HONETSUGIサポート院数は170件で、年間の研修受講者数2,000名以上おり、豊富な支援実績を有している。
鍼灸接骨院の経営は、オーナーが施術者を兼任しているケースが多いが、
アトラグループ株式会社は、業界未経験者であっても、独立開業できるノウハウを多く持っている。
オーナーが採用した、柔道整復師に対して、約1ヶ月間自費施術などの技術を指導する研修を行う。
開業後も、定期的にスーパーバイザーが経営指導を行うほか、定期的な研修も行う。
定期的に、技術力の向上や経営力の強化を行うことで、収益性を高めている。 - 一般的な鍼灸接骨院の顧客は、中年層以上が多い一方で、「ほねつぎブランド」は内装がオシャレであることからも、30代などの若い女性の顧客も多いのが特徴である。
- 柔道整復師・はり師・きゅう師に対して、ポータルサイトを通じて、セミナーの研修を実施する仕組みがある。
- 2011年には加盟院数は13であったが、10年後の2021年には14倍以上にも増えており、184院になっている。
- 少子高齢化の影響で、医療費が増大することから、国民医療費抑制に向かうリスクがあるため、自費施術を拡大することでリスク分散をしている。
自費施術で必要となる機材を販売することは本部の利益にもなり得るが、
加盟店にとっても自費施術メニューが受注しやすくなるため、リスク分散の観点からメリットが大きい。
顧客にとっても満足度の向上につながるメリットがあり、本部はオリジナル機材の開発に注力をしている。 - 療養費の請求代行サービスの「A-COMS」を利用することで、
国や各社健康保険組合などの保険者に対して療養費を請求する面倒な作業を代行してもらえる。
請求作業は、国が不正受給を防止するためにも、請求業務が細かく、複雑になっているため、業務負担として事業者を悩ませている。 - 鍼灸院・接骨院の集客サイト・アプリである「HONEY-STYLE(ハニースタイル)」を運営しているため、顧客獲得の支援も受ける事ができる。
一般利用者は、鍼灸院・接骨院の口コミ情報などを見ながら、予約まで一貫して行うことができる。 - 加盟店は「HONEY-STYLE(ハニースタイル)」上で、店舗で販売をする健康関連商品を割安価格で仕入れることもできる。
加えて、サイトの会員に対してメールを送ることもできるため、新規集客や既存顧客のリピート率向上に寄与させることができる。
会員数は44万人を超える規模になっている。 - 「ほねつぎデイサービス」は、柔道整復師によって、リハビリや身体機能の維持向上のための施術を受けられる。
顧客はデイサービスでありながら、鍼灸接骨院と同じ施術を受ける事ができるのがメリットである。
加盟店からすると、新規での顧客獲得ができるだけではなく、既存顧客が要介護になった後も、
自社の顧客としてサービスを提供し続ける事ができるのがメリットになっている。 - 「ほねつぎデイサービス」は、新規加盟だけではなく、鍼灸接骨院の「ほねつぎブランド」を運営しているオーナーの加盟も多い。
- 鍼灸接骨院と事業シナジーを生み出しやすいことから「ほねつぎデイサービス」に加えて、
24時間フィットネスクラブ「ワンサードフィットネス」などの運営も増えている。
「ほねつぎブランド」「ほねつぎデイサービス」のフランチャイズの弱み・事業課題、デメリット
- 鍼灸接骨院の複数店舗の運営の際、柔道整復師の採用は難易度の高さが課題になることが多い。
- 一般的に療養費は、入金されるまで3~4ヶ月程度の時間がかかるため、鍼灸接骨院は資金繰りが経営課題となりやすい。
しかし「A-COMSファイナンスサービス」を利用することで、療養費を早期に現金化することができる。 - 無資格でも運営できるリラクゼーション業界は店舗数が多いため競合することが多い。
それに対して、鍼灸接骨院は、 国家資格制度が確立している柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師によって施術が行われる。
鍼灸接骨院の運営は国家資格を持つ施術者が必要となるため、品質面での信頼性が高く、優位性になっている。
フランチャイズで独立開業するのであれば、儲かるか、儲からないかは重要なポイントです。
お金だけがフランチャイズの開業メリットでは無いものの、
成し遂げたいことが実現できるかは、事業としての強みを見れば、かなり見えてくるものがあるはずです。
※各種情報は調査時点のものです。独自の調査による推測の情報も含まれていますので、正確で詳細な情報は本部に連絡をして確認をしましょう。また、収支モデルなどの数値はあくまでもシュミレーションであり保証されるものではありません。
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