トータルリペアは、その名の通り、総合的な他領域に渡る商材をリペア(修理・修復)する事で報酬を得るフランチャイズです。
(ホイールリペア、インテリアリペア、ウッド&サッシリペア、軽板金、マニキュアコート)など仕事の内容はオーナーによって細かく分かれています。
まずは小さく開業して、徐々に複数の技術を習得して顧客を増やしながら、収入を上げるなどの方法を後から選択することができるのが、トータルリペアの特徴の一つです。
店舗を構えずに、人も雇わずに開業が可能であることからも、リスクが少なく、利幅が大きい点も魅力です。
「プライベートも充実させながら、稼ぐこともできる」そんなユニークなビジネスを展開する、トータルリペアを徹底的に解説していきます。
トータルリペアの経営の強み・独立開業メリット
フランチャイズで独立開業するのであれば、儲かるか、儲からないかは重要なポイントです。
お金だけがフランチャイズの開業メリットでは無いものの、
成し遂げたいことが実現できるかは、事業としての強みを見れば、かなり見えてくるものがあるはずです。
下記で同社の強みを徹底的に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
業界トップ企業である
- トータルリペアグループはFC本部として25年以上の歴史があり、全国1000名以上の加盟者がいる業界トップの老舗企業・
- 歴史が深く、運営年数に応じたノウハウも蓄積されており、後発企業がその優位性を超える難易度は高い。
- リペア領域でのフランチャイズを検討しているのであれば、外せない候補。
無店舗で経営できる
- フランチャイズの多くは店舗を必要とするケースも多いが、トータルリペアの場合は無店舗で独立開業ができる。
- 自宅で仕事をすることもあれば、出張してリペア作業をすることもある。
そのため、固定費として事業所の家賃は必要なく、利益率を上げやすい。 - 物件取得費用必要ないので、開業の際に必要な初期費用を大きく下げることができる。
- 店舗型ビジネスでは8~9割の成功要因が物件であると言われる事が多く、物件探しだけで膨大な時間がかかる。
そのため、何年も良い物件を探し続けて「いつの間にか競合が増えた結果、一生開業できない」というケースがよく見られる。 - 「加盟を決意してから、最短で独立開業ができる」というのが無店舗型ビジネスが人気な理由の一つ。
事業の成功にはタイミングが重要であり、開業までに時間がかかり過ぎると成功率が下がってしまう事も多い。
人を雇わずに1人で開業できる
- 人を雇わずに事業を行えるので、わざわざ事業用の物件を取得する必要性がないので、自宅で仕事をすることも可能。
人を雇う必要がないと家賃が低く済むだけではなく、人件費もかからず、事業における二大コストがないのが魅力。
プライベートを充実させられる
- 急な予定が入っても、自分の予定に合わせて仕事の調整などができるのがメリット。
- 「定休日も特に決めずに、時間に縛られず自分のペースで仕事がしたい」という人には向いているフランチャイズ
未経験でも再現性のある高い技術が生む参入障壁と、高い獲得単価
- 事業内容からして、いかにも専門の長い経験が必要なイメージがあるが、
意外なことに同社の加盟者の殆どが未経験でのスタートである。 - これができるのも、老舗企業ゆえの、ノウハウの蓄積があってこそ。
未経験でも高い品質の仕上がりにできるノウハウを多く有しているからこそ、フランチャイズ化が可能。 - 技術のマニュアル化は容易ではないため、新規参入企業がトータルリペアと同水準の体制にすることは難しい。
- 技術力が高いからこそ、高単価での受注が可能。
- 目標利益にもよるが、単価が高ければ、稼働時間・稼働日数を減らすことも可能。
単価が低い場合は、労働量を増やさなくてはならないため、休日等も作り辛い。
不景気に強く、リピート性が高い
- 顧客のほとんどが法人であるため、一般的なエンドユーザー向けの事業とは違い、リピート性が高い事業である。
- 受注単価が低い競合他社の場合は、受注件数を多くこなすしか売上規模を拡大できないが、
受注件数をこなすために、1件あたりの対応時間を短くして、適当な仕事をしてしまうと仕上がりの品質が低くなる。
そうなると、対法人向け事業である場合の最大のメリットである「高リピート率」が逆に仇になり、常に焼畑型の営業活動をし続けなくてはならなくなる。 - トータルリペアは、その名前通り「トータル(全体的)」にリペアを提供しているがゆえ、様々な業界のお客様がいる。
- そのため、顧客を計画的に、複数業界に散らしておけば、不景気になったとしても、伸びる業界を顧客に持つことができるため、不景気に強い事業を作る事ができる。
自社のクライアント属性を広く持つことは、不景気に対応するための数少ない経営術である。
具体的に、どのような属性の顧客か?
- 扱うことのできる技術が幅広いことから、下記のような属性の顧客を拡張させる事ができる。
新車ディーラー
中古車販売店
タイヤ・ホイール販売店
自動車買取店
レンタカー、バス、タクシー会社
ホテル、旅館、美容室、歯科
クルーザー、自家用ジェット機
家具店、リサイクルショップ
洋服直し店、クリーニング店
引越業など
ハウスメーカー、リフォーム会社、リノベーション会社、不動産管理会社
家具店
ホテル・旅館・高級店舗
引越業
営業活動は少なくて済む
- 顧客の属性として「リピート率の高さ」と「単価の高さ」の2点が挙げられる。
- ゆえに「トータルリペアのフランチャイズは、少数のクライアントで成立する」と言える。
- そのため、営業活動としてはゼロでは無いが、他の無店舗型のフランチャイズと比較すると、かなり少なくすむ、ということがメリット。
- トータルリペアは「営業活動が苦手」「営業をしたくない」という人ほど、向いているフランチャイズ。
「リスクと労力を最小で始めて、徐々に大きな収入を目指せる」特異なビジネスモデル
- トータルリペアで収入を増やす方法の一つには「自分の扱える技術を増やして、顧客を増やす」というやり方がある。
- 素養は個人によって異なるため、いきなりトータルリペアの持つ、技術の全てを習得するのは短期間だと難しいことがある。
あくまでも目安ではあるが、一つの種目を身につけるのに、2ヶ月程度は見ておいた方がいい。
得意なこと、苦手なことは個人ごとに違うので、オーナーごとに、期間が変わってくるのにはあらかじめ留意すべき。 - まずはミニマムで、特定の技術から習得をして、小さくクライアントを増やしながら、軌道に乗ってきてから、徐々に習得技術を増やし、顧客を増やす、という方法を取ることができる。
- 通常の店舗型ビジネスであれば、最初の物件取得の段階から、限界の売上・利益額がほぼ確定してしまう場合が殆ど。
そのため、売上や利益を増やしたいのであれば、成功するかもわからないのに、最初から大きな物件を取得して、リスクを大きくとらなければならない。 - そのため、トータルリペアのような「開業後に、収入上限を調整することができる」というのは、非常に面白い特徴としてフランチャイズ業界では注目されている。
研修がオンラインで受講できる
- オンラインで研修が受けられるので、いちいち研修のたびに電車や車で移動しなくていい。
- 自分の時間の都合に合わせて、研修を受ける事ができる。
コロナの影響が少ない
- 飲食店や、小売業では1日中お客様と直接対面する必要があるが、トータルリペアの場合は、現場以外でお客様と接する必要がない。
- そのため、感染リスク等が低く、比較的お客様にとっても、オーナーにとっても受け入れられている。
トータルリペアの弱み・事業課題、デメリット
100%希望する場所で開業ができるとは限らない
- トータルリペアでは「加盟者の利益を守る」という観点から、エリア制を採用している。
およそ、人口10万人あたり1社程度とされている。 - エリア制で商圏が決まっているものの(ホイールリペア、インテリアリペア、ウッド&サッシリペア、軽板金、マニキュアコート)などトータルリペアが扱う商材は多領域に渡るので、
「種目ごとに人口10万人あたり1社程度」という定義を考えると、まだまだ参入できるエリアは白地が大量に残っていると考えられる。 - しかし、100%希望が通るわけではないので、その点は本部と相談しながら決めていくべき。
「希望しているホイールは、希望エリアではできないけれども、内装領域であれば、希望エリアでは開業できる」などの状況に応じた回答をもらえる。 - 加盟するタイミングが遅ければ、遅いほど、自分の希望するエリアでの開業が難しくなるのがトータルリペアのデメリット。
そのため中には、稼働エリアに強いこだわりがあり、トータルリペアに加盟できない人もいる。
トータルリペアの事業機会(メリット)・市場特性
市場規模
- 目立たない渋い業界であるが、リペア市場は巨大。
1998年に28兆円だったが、2010年には37兆円まで成長している。 - 直近はSDGsなどの文脈も含め、市場は完全に追い風ムードになっている。
- ここまで市場規模が大きいと「今後の成長は見込めないのでは?」と思われるが、
意外と「そもそもリペアできることが認知されていない商品カテゴリ」も多いので、今後の成長性も期待できる。 - まさにトータルリペアが得意とする(ホイールリペア、インテリアリペア、ウッド&サッシリペア、軽板金、マニキュアコート)などは、まだまだ伸び代がある領域。
開業までの流れ
開業までの流れは下記になっています。
①セミナーに参加
②個別相談
③じっくりと加入を検討
④契約
⑤各種研修の実施
⑥開業
具体的には、なにをリペアする?
住宅リペア
住宅リペアは住宅や家具の補修を行います。
具体的には、フローリングや柱、木製の家具などの傷や、凹みを復元することができます。
インテリアリペア
インテリアリペアは、本革・合皮、プラスチック、布などを修理するリペアです。
自動車の内装や家具、バッグなど、色々なものを修正できます。
ホイールリペア
ホイールリペアでは、ホイールの傷や修理や、カラーチェンジを行います。
純正品でなくても対応しているのが特徴です。
トータルリペアのオーナーの月給(給料)・年収/収入の目安
- トータルリペアの場合、自身の稼働によって、大きく収入が変動。
当然だが、仕事をしないのに、給料が振り込まれるなんてことはない。
そのため、あまり平均の年収などは意味のない数値である。 - 月の売上で150~200万規模のオーナーもいれば、生活に困らないくらいの収入を得ながら、
プライベートをサラリーマンの時よりも充実させるというオーナーもいる。
そのあたりは、オーナーの価値観によっても変わる部分なので、自身の成し遂げたい理想像と擦り合わせながら決めるべき。
トータルリペアのフランチャイズオーナーからの評判・口コミ・評価
夢の個人事業主に、こんな小資本でなれると思いませんでした。
手に職をつける事ができたので、老後への安心感を持つことができました。
複数のフランチャイズを検討しており、正直用意していた初期費用の額からしたら、他の選択肢もありました。
しかし、最初に興味があったフランチャイズは、スーパーバイザーや本部に、ものすごく細かく管理される形だったので、やめました。
トータルリペアは、助けて欲しい時には助けてもらえるのがメリットですが、過剰に介入して、マネジメントを強行してこないのが非常に魅力的でした。
せっかく独立したのだから、やっぱり自分で道は切り開きたいですよね。
営業経験はありませんでしたが、トータルリペアであれば、問題なく顧客獲得ができました。
予想以上に仕事が入って驚きました。正直なところ、自分はもう少しプライベートを充実させたいタイプではあるのですが、ご依頼いただくとなかなかお断りする勇気がなく、受けてしまいます。
それは完全に自分の責任なので、これからは少しずつ、仕事量を調整していきたいな、と思っています。
研修がとにかく充実していました。今まで全く違う畑で働いていたので、職人のイメージが強い業界に飛び込むのは心配でしたが、現場にすぐに活かすことができました。
トータルリペアの利用顧客からの口コミ・レビュー情報
早くて、安くて、上手いです。丁寧な仕上がりに感動したのでまたお願いしたいです。
発注前は「難しいかな?」と思っていたリペアも引き受けてくださりました。この品質で、こんなに早く納品してくださることに驚きです。
加盟の不安や、失敗(閉店/廃業等)の要因と対策
顧客選定を間違えている
- 売上・利益を拡大する際に大切な観点が「クライアントの品質」である。
トータルリペアの商材は、ある意味、オーナー自身であり、
24時間と限られている1日の中で稼働できる時間は決まっている。 - それにも関わらず、無作為に、契約企業数を増やすと、企業ごとに対応コストなどが増えていく。
- もちろん目標とする利益総額にもよるが、企業ごとの対応コストを考えると、付き合う企業の数は可能な限り少なくするべき。
つまり、少数のクライアントで、大きな利益を獲得するためには「1社あたりの売上・利益額を最大化させる」という工夫が必要。 - それにも関わらず、適当にクライアント数を拡大していては効率的とは言えない。
単価としても高く、利幅を確保できつつ、安定してお仕事を依頼してもらえる企業を数社確保することが大切。 - このあたりの経営感覚に乏しいオーナーは、苦労する可能性がある。
しかし、フランチャイズの加盟メリットは、このあたりのノウハウを含めて相談できる点にあるので、1人で悩まずに、積極的に本部に相談をするべき。 - もちろん開業前の講習の段階で、ちゃんと収益性の高い取引先の特徴なども教えてもらえるので、最初にインプットをすることが何よりも成功につながってくる。
やる気がない
- トータルリペアのフランチャイズは、未経験でもプロとして活躍できるようになるくらい、しっかりとした研修制度がある。
- しかし、いくら研修がしっかりしていても、やる気がない人はいくら時間が経ってもできるようになどならない。
なので、加盟前に不安な事があれば、しっかりと本部に相談をして、もしやる気を持てないようであれば加盟は考え直すべき。
大きな失敗は少ない
- トータルリペアの場合は、物件取得費等の初期費用や、
事業所の家賃や、営業マンなどの人件費などの固定費が存在しない。 - 失敗の定義は、オーナーの価値観による部分もあるので、断ずることはできないが、
初期費用と固定費の低さから、基本的には大きく赤字を掘るような失敗はしづらい。
※各種情報は調査時点のものです。独自の調査による推測の情報も含まれていますので、正確で詳細な情報は本部に連絡をして確認をしましょう。また、収支モデルなどの数値はあくまでもシュミレーションであり保証されるものではありません。
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