サーティワン(31)のフランチャイズ(FC)の独立・開業・起業情報を開業資金や収益サポート体制、口コミ・評判まで徹底解説!

はじめに

「サーティワン」は世界最大の、業界No.1のアイスクリームチェーン店を運営するフランチャイズとして有名です。
その規模は凄まじく世界52カ国以上で、8000店舗以上の運営がされています。

創業のコンセプトも非常にユニークで「31日(1ヶ月間)毎日別のアイスクリームの味を出す」というものでした。
そのコンセプトは今でも受け継がれていて、店舗に行けばバラエティ豊かな味を楽しむことができるお店になっています。

そんなサーティワンのフランチャイズですが、世界52カ国以上で展開されている中でも、
日本は特に大規模な市場であり、世界で2番目の規模となっており、実は31全世界で見ても稀有な成功をしている国になっています。

この分析記事では、そんな「サーティワン」の強み・弱み、市場動向について徹底的に解説していきます。

目次

サーティワンの経営の強み・独立開業メリット

フランチャイズで独立開業するのであれば、儲かるか、儲からないかは重要なポイントです。
お金だけがフランチャイズの開業メリットでは無いものの、
成し遂げたいことが実現できるかは、事業としての強みを見れば、かなり見えてくるものがあるはずです。
下記で同社の強みを徹底的に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

業界NO.1ブランド

  • 日本でもNo.1であり、世界でもNo.1。
  • アイスクリーム専門店として、圧倒的なシェアを握っている。

店舗数の多さ

  • 店舗数は国内で1,200店を超える。
  • サーティワンは世界で、52か国以上で展開をしており、8,000店舗以上を運営している。
  • 日本は特に大規模な市場であり、世界で2番目の規模となっており、実は31全世界で見ても稀有な成功をしている国になっている。

バラエティ豊かな味

  • 歴史的にもサーティワンは、昔アイスクリームといえば、バニラ・チョコレート・イチゴくらいしかなかった時代に、多様な味のアイスを作ったことで人気を博した。
  • サーティワンは、その名の通り「毎日(31日間)通っても別に味を食べることができる」くらいの種類を取り揃えている。
  • 既に大量のフレーバーが用意されているが、日々商品開発のお陰で増え続けており、常に入れ替えが起きている。
  • 味付けが大量にあるので、多様なニーズに応えることが可能。
    アイスが食べたければ、31に行けば、まず気に入る味が見つけることができる。

マーケティング能力の高さ

  • アプリのダウンロード数は、560万人を突破している。
    誕生日や記念日にクーポンが発行されることがダウンロードにおけるフックになっている。
  • 牛丼チェーン大手の松屋の公式アプリのダウンロード数が250万なので、31アプリの規模の大きさが理解できる。
    フランチャイズに加盟すれば、過去に本部が膨大なコストをかけて累積をしていった、
    この560万人以上への集客力を活用することが可能になる。
  • 商品を購入した際に付与されるポイント数に応じてクーポンを配信するなどを行うことで、アプリ経由での来店数を増やしている。
  • アプリは好きなフレーバーを登録する事ができ、その顧客情報に合わせておすすめフレーバーの情報をオススメすることで、来店頻度向上等による顧客あたり売上の拡大にも寄与している。
  • アプリのリニューアルを適宜行っており、モバイルオーダーや宅配サービスの強化などを行っている。
    モバイルオーダーをすると、待たずに商品の受け渡しができるので、顧客にとってもメリットが大きいが、店内の回転率向上にも寄与している。
  • インターネットのマーケティングだけではなく、新製品の告知を、新聞・テレビ・ラジオ・雑誌などのマスメディアでも定期的に実施することで加盟店集客を支援している。
  • 多様なアイスがあり、写真映えするので、ソーシャルメディアでの口コミ拡散などと相性が良い。

職人不要のビジネスモデル

  • 飲食業界の中でも、特にデザート・スイーツなどの領域は人材の確保が難しいだけではなく、育成や雇用維持が課題。
  • しかし、サーティーワンのフランチャイズの場合は、販売オペレーションとして基本的に
    「箱に入ったアイスを取り分けるだけ」であり調理工程が必要ないので、飲食店で必要になる「職人」などが必要ない。
  • そのため、一般的なスイーツ系の飲食ビジネスと比較して、人件費が安く済む。

廃棄リスクがない

  • 「食材の廃棄」は飲食店経営を悩ませる大きな課題の一つ。
  • しかし、サーティーワンアイスクリームの場合は、扱う商材特性上、基本的には賞味期限が存在しないため、廃棄リスクがないのが大きな事業メリット。
  • 通常の飲食ビジネスでは扱う商材のラインナップを広く持つと、廃棄リスクが上がるため、選択と集中が戦略の定石であるが、
    サーティーワンの場合は「食材が腐らない」という特性を活かすことで「扱うラインナップを広く持つ」ということを合理的に実現している。

どんな年齢層にも人気で顧客層が広い

  • フレーバーの数は毎月増えているものの、既に1300を超える味がある。
  • そのため、どの年齢層にも受け入れられる味付けがあるので、顧客層が広い。
  • 定番のフレーバーと期間限定のフレーバーの在庫をバランス良く持つことで、幅広いニーズに応えている。

どのエリアでも受け入れられている

  • 「アイス」と言うと、暑いところでばかり人気で、寒い地域では受け入れられないと思いきや、国内では北海道でも展開されており、沖縄に至るまで日本全国で店舗が運営されている。

多様な条件の場所に出店できる

  • 日本だけでも1,200店を超える店舗数を持てているのは「あらゆる条件で出店が可能なビジネスモデル」だから。
  • 商業施設・商店街・道路沿い・繁華街・駅ナカなど、多様な条件で出店することが可能。
  • 学生食堂・社員食堂・野球場・水族館・サービスエリア・観光地への出店も増えている。
  • 立地条件に応じて、最適な店舗デザインを提案してもらえる。

コーナー型店舗

8坪程度で開業できる。
駅ビルやスーパーなの、大規模な商業施設の中に出店する際に採用される。

フリースタンディング型店舗

道路沿いなど、駐車場スペースがあるタイプの出店で、20坪程度での開業パターン。

ビルイン型店舗

15~18坪程度で、駅・ビル・繁華街・商店街などに出店する際に採用される。

小資本で独立開業ができる

  • 「飲食ビジネスで独立開業」と考えると、まず投資としてイメージをするような厨房設備などが必要ない。
  • スペースとしても、8坪から、20坪程度あれば、あらゆる条件で独立開業が可能である事から、物件取得費も抑えることができる。
  • 調理が必要ないので、油汚れなどもなく、掃除などのコストも一般的な飲食店に比べると低い。
  • 火を使わないことから、火災等のリスクも極めて低い。

利用シーンが多い

  • 自分へのプチ贅沢・友人、家族とのデザート、差し入れ、誕生日ケーキ、など利用シーンの幅が広い。
  • アイスのプレゼントというと「溶けてしまうからプレゼントはできない」というイメージがあるが、
    近年では「電子ギフト」などの施策も打っており、Facebook・メール・LINE・Twitterなどでギフトが届けることができるようになっている。

業態開発

  • 業界NO.1の地位に胡座をかかず、映像などを活用して店舗体験を売りにした「Flavor 1st」「MOMENTS」などの新しいグローバルデザインを試験導入も行っており好評。
  • 持ち帰りに特化した新業態『To Go 専門店』なども開発。

生産体制へのこだわり

  • 世界各地から、厳選されたフルーツやナッツなどだけでは無く、水まで含めてこだわっている。
  • 厳しい品質管理によって、高品質なアイスを、どこでも味わえるようにしている。

採用しやすい

  • 行う業務の中心は「アイスの箱から、取り分けて盛り付ける」というシンプルで簡単な仕事。
  • そのため、アルバイトやパートでも短期間で戦力にすることが可能。
  • 一般的な飲食ビジネスは「仕込み」の工程が必要であるため、朝が早く、夜が遅いなど、労働条件が悪いケースが多い。
  • しかし、31のフランチャイズの場合は、仕込みの工程が存在しないため、労働環境は飲食店としては非常に優れている。
  • そのため、一般的な飲食店と比較すると採用は比較的しやすい。

やりがいがある

  • 子供連れの家族も多いので、純粋な子供の笑顔を見る機会が多く、接客に幸せを感じやすい。

サーティワンの弱み・事業課題、デメリット

閑散期がある

  • 基本的には年間通じて、一定水準以上のニーズがあるが、クリスマスなどのアイスとコラボをしやすいイベントの少ない11月や、2月などはやや販売数量が落ちる傾向にある。
  • 「アイス」という商材特性上、本来12月は閑散期になるはずだが「アイスクリームケーキ」などの施策がうまく行っているので、しっかりと売上を出すことができる。

為替変動リスク・原材料高騰

  • 他社と同様に、為替変動リスクはあり、社会情勢に応じて原材料の高騰などは影響を受ける。

価格の高さと、競合他社の台頭

  • 「アイスクリーム専門店」としては、31は圧倒的なナンバーワンブランドである。
  • 競合の定義の幅を広く持つと、コンビニやスーパーなどにおけるアイスコーナーなども競合と捉えることができる。
    近年さまざまな企画で、コンビニアイスなども品質が上がっているため、警戒は必要である。
  • コンビニやスーパーのアイスが100円台が中心である中、サーティワンのアイスは1番安くても300円台前半からの価格設定であるため、小売店とは顧客層が異なる。

フランチャイズ加盟オーナーや、顧客からの評判・口コミ・評価

悪い評判・口コミ・評価

期間限定メニューが好きなのに、新作がどんどん増えていって、お気に入りのフレーバーが食べられなくなることが多い。。。まぁ、新作も美味しいからいいんだけどさ。

近所にないから、いつも行くのに時間がかかる。

席が少なくて友達と中で食べることができなかった。

アイスを売っているからしょうがないんだけど、店内が寒すぎる。ちょっと長く滞在するのは難しいと思います。

良い評判・口コミ・評価

子供の誕生日にアイスケーキを買ったら凄く喜んでくれた!
私も初めて食べましたが、食感が独特ですね。
これからも通いたいと思います。

店員の女性スタッフがテキパキとしていて接客も良い。

最近はアプリで待ち時間が必要なくなったので便利。

全然期待してなかったのに、邪道っぽい感じがした新作が、めちゃくちゃ美味しかった!

夏場は店内が涼しいから、ついつい入って食べてしまう!笑

キャンペーンでダブルカップにコーンが付いてくるので買いに行ってきました。甘い物は幸せになるね!!

サーティーワン美味すぎて感動!こんなにウマかった??

サーティワンの電子ギフトなんてあるんだ。
誕生日にもらったけど、センス良すぎだろ。

種類多いし、新作が増えていくから、飽きないね!

加盟の不安や、失敗(閉店/廃業等)の要因と対策

確実に儲かるフランチャイズはないですが開業前から、失敗のポイントを理解し、成功率を上げる工夫をすることが大切です。

  • 31の本部は誠実であることで有名な会社。
    そのため、改善余地が小さいと判断されると本部としてはロイヤリティがなくなるにも関わらず、閉店を勧められることがある。
  • 物件を探す際に完全に本部頼りにしてしまうと、家賃が高くなる場合がある。
    家賃は31の経営を行う中でも、コストの中でも最も大きな部分になりますので、自分でも動いて良い条件の物件を探す努力が必要。

会社概要

会社名

B-R サーティワン アイスクリーム株式会社

会社の理念

“We make people happy.”「アイスクリームを通じて、お客様に幸せを お届けします。」を企業理念に、全てのお客様に高品質で美味しいアイスクリームと“FUN(楽しいこと、嬉し いこと、感動すること)”に満ちたひとときを提供し、日本で最も愛され親しまれるチェーンを目指すとともに、 企業の継続的成長に努めています。
また、昨年より引き続き、先ずお客様や従業員の安全を第一に考えた衛生管理の徹底として工場・店舗における 感染防止に取り組むとともに、グループの長期経営計画(ブランドパワー強化・デジタル化・スマート31・販 売拠点拡大)を推進しています。

本社・支社・事業所・製造所・所在地・国内店舗数

東京都品川区上大崎三丁目1番1号

代表者氏名・代表取締役社長・経営者

ジョン・キム

※各種情報は調査時点のものです。独自の調査による推測の情報も含まれていますので、正確で詳細な情報は本部に連絡をして確認をしましょう。また、収支モデルなどの数値はあくまでもシュミレーションであり保証されるものではありません。

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