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実りえ/株式会社希成のフランチャイズ経営の強み・独立開業メリット
フランチャイズで独立開業するのであれば、儲かるか、儲からないかは重要なポイントです。
お金だけがフランチャイズの開業メリットでは無いものの、
成し遂げたいことが実現できるかは、事業としての強みを見れば、かなり見えてくるものがあるはずです。
下記で同社の強みを徹底的に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 株式会社希成が運営する「実りえ」は、学習特化型の放課後等デイサービスのフランチャイズである。
- 学校の勉強についていけない子供や、学習障がいを持つ子供の支援を行う事業である。
- 「実りえ」は地方型社会福祉サービスであり、家賃の低い郊外型の出店となるため、家賃の高い一等地での出店は必要ない。
- 約7割以上もの利用者が脱退をしないため、ストック型のビジネスモデルとなっている。
- 開業費用は370万円から可能であり、同業他社と比較して、初期費用が低い事が特徴である。
初期費用の低さからも、投資回収速度が早く、18ヶ月からの回収もできるとされている。 - 基本的に仕入れが必要ないビジネスであるため、売上が粗利となる。
コスト構造としては、人件費が主な内容となってくる。 - 人口対比で7%以上が障がい者とされており、900万人が障がいを持っている。
発達障がい児の放課後等デイサービスは国からの後押しもあり、年々増加傾向にある。 - 放課後等デイサービスの総費用額は約3300億円となっており、2012年から2019年にかけて約7倍もの規模へと拡大している。
- 放課後等デイサービスは併用・移籍は自由なビジネスであるため、既に競合がいるエリアであっても、上回るサービスを提供することで、顧客を奪うことで伸ばす事ができる事業である。
- 売上の9割が国からの給付金であるため、収益の回収リスクが極めて低い。
- 「実りえ」のフランチャイズでは、ただ一方的に勉強を教えるのではなく、学習意欲自体が向上するように、本質的なアプローチを取っている事が特徴となっている。
- 株式会社希成の「実りえ」では下記を現状の発達障がい児支援事業の課題であると認識している。
■発達障がい児に公平に時間を避けていないこと。
■「評価」と「褒める」ことの違いを明確にできていないこと。(褒めてばかりで、評価が正しく行われていない)
■適切な指導方法が徹底されていないこと。
現状の業界課題としては、指導員が注意を多く受ける生徒に時間を取られてしまうため、注意を受けていない生徒が放置状態にされてしまうことで成長が妨げられてしまっている。
そのため、注意を多く受ける 生徒への対応方法がノウハウ化されており、しっかりと全生徒に公平に指導がされるようにしている。 - 業界未経験者であっても、業務が行えるように、研修やマニュアル化が進んでいることが、「実りえ」の強みとなっている。初期の研修は、6日間となっている。
開業前は商圏を調べるところから始まり、資金調達などもサポートしてくれる。
開業後は、給付費の請求事務代行作業や、集客のためのチラシ作成などまでフォローをしてくれる。
ロイヤリティー
- ロイヤリティーは売上の3%である。
実りえ/株式会社希成のフランチャイズの弱み・事業課題、デメリット
- 放課後等デイサービス市場は拡大しており、市場の成長に合わせて事務所数も増加をしている。
2012年には約3000箇所しかなかったが、2019年には約1.5万カ所まで4.5倍以上も増加傾向にある。
事務所数の増加に合わせて、保護者の選択の自由度も上がっているため、事務所の差別化が極めて重要な経営論点となっている。
ほとんど遊ばせているだけの、大した支援もしていない事業者が出ており問題視されている。 - 放課後等デイサービスは併用・移籍は自由なビジネスであるため、安定的にサービスの品質を保たなければ、競合に顧客を奪われるリスクのある事業である。
- 1エリアにつき1加盟店とされているため、オーナーの希望エリアでの開業ができない可能性がある。
しかし、これは加盟店の利益を守るための仕組みでもあるため、プラスの側面も大きい仕組みとなっている。 - 人件費が主なコストとなり、採用が極めて重要な経営論点となる。
児童発達支援管理責任者や、保育士・作業療法士・理学療法士・社会福祉士などの有資格者の採用が必要となる。
※各種情報は調査時点のものです。独自の調査による推測の情報も含まれていますので、正確で詳細な情報は本部に連絡をして確認をしましょう。また、収支モデルなどの数値はあくまでもシュミレーションであり保証されるものではありません。
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