「タピオカブームの次のブーム」として、注目をされている飲食店ビジネスをご存知でしょうか?
それが「飲むわらびもち」です。
トロトロ食感のわらびもちを利用することで、お洒落なドリンクとして大流行しており、連日テレビや雑誌に取り上げられており、SNSでも見る機会が非常に多いです。
その代表格が今回紹介する「とろり天使のわらびもち」のフランチャイズです。
この分析記事では、そんな「とろり天使のわらび餅」の強み・弱み、市場動向について徹底的に解説していきます。
「とろり天使のわらびもち」の経営の強み・独立開業メリット
フランチャイズで独立開業するのであれば、儲かるか、儲からないかは重要なポイントです。
お金だけがフランチャイズの開業メリットでは無いものの、
成し遂げたいことが実現できるかは、事業としての強みを見れば、かなり見えてくるものがあるはずです。
下記で同社の強みを徹底的に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
メディアでの注目度が高い
■食べるのが常識だった、わらび餅に「飲む」という概念を生み出したことで、メディアからの注目度が非常に高く、数々の露出実績がある。
・TBS Nスタ
・朝日放送 おはよう朝日
・フジテレビ めざましテレビ
・関西テレビ ウラマヨ
・中京テレビ ぐっと生放送
熟練の職人が不要で、人数も必要ない
■「わらび餅」はカテゴリとしては「和菓子」であり、「職人が作るもの」というイメージがある。
しかし、専門の職人は不要であり、学生や主婦といった、未経験のアルバイトでも研修さえ受ければ簡単につくることが可能なのが特徴。
■大阪にあるセントラルキッチンから食材が届けられ、店内でのオペレーションは非常に簡単になっているため、従業員の数も多く必要ない。少人数で経営ができるので、人件費は少額で済む。
■お洒落な内装で、注目度が高い業態であるため、求人も集まりやすい。
リモート経営が可能
■オペレーションを回すのは、少人数でOK。
そのため、マネジメントも容易で、店内に設置するカメラからチェックすれば良い。
■スマートフォンから、24時間いつでもレジやホールの状況をカメラの映像から確認することができる。
■副業として経営ができる
リモート経営が可能なので、本業を別に持っている人が経営することも可能なので、副業という立ち位置で事業運営ができる。
■複数店経営がしやすい
カメラなどで店内チェックや数値管理をすれば良いので、1店舗だけではなく、複数店を経営することも比較的容易。
幅広いニーズがある
■タピオカが流行した時は殆どが「飲むタピオカ」としての注目だったため、利用シーンが限定的で、主に若年層からの人気が中心だった。
■しかし、わらびもちの場合は、新時代のドリンクとして若年層からの熱狂的な人気だけではなく、60代に渡るまで人気があるのが特徴。
■なぜなら、わらびもちは古くから日本人に馴染まれている食材だから。
「好きな和菓子」に関するアンケートによると、わらび餅は上位に位置している。
■ドリンクだけではなく、食用として「生わらびもち」や「純生クリームわらびもち」としても売り出している。
■ドリンクの場合は、自分へのプチ贅沢という立ち位置で売れるが、食用のメニューは、贈答用としても売れるのが特徴。
タピオカブームでは、このようなニーズの多様性がなかった。
店舗数が拡大しており、全国で人気
■わずか1年で100店舗を達成。
■店舗数も拡大傾向にあり、172店舗にも登る規模になっている。
■北海道から沖縄に至るまで日本全国で開店されている。
■商圏調査は無料で実施をしてもらえる。
「とろり天使のわらびもち」の弱み・事業課題、デメリット
ブームが過ぎる可能性がある
■タピオカとは違い、わらびもちは古くから日本で愛されてきた食材であり、
飲むだけではなく、食べるニーズもあることから、現状では廃れる気配はない。
しかし、飲食業界自体が、そもそもブームに左右されがちな業界であることからも、ブームが過ぎる可能性は捨て切れない。
■投資回収期間が短い
仮にブームが今後過ぎていったとしても、明らかに他の飲食店経営と違う点は「投資回収期間の短さ」
一般的な飲食店の開業をする場合は、何かと高額な設備投資が必要であり、数千万から億単位の投資が必要。
しかし「とろり天使のわらび餅」の場合は、厨房設備なども、製氷機や冷蔵庫などの最低限の投資で済む。
物件取得費が膨らむことで投資期間が長くなってしまわないように、本部と連携を取ることが可能。
ゆえに、投資回収期間が短くなる。
■「ブームが過ぎる」ということを心配するのであれば、なるべく早く参入して、早めの投資回収を済ませてしまう方がよさそう。
タピオカほどの、世界規模の大ブームになるかは不明瞭
ドリンクのカテゴリであれば、いま最も伸びているブランドと言えます。
一方で、わらび餅は日本で人気の「和菓子」というカテゴリに属するため、世界規模でブームとなったタピオカほどの規模になるかは現在はまだ不明瞭です。
タピオカブームのように、短期間であまりにも拡大をし過ぎると、消費者に飽きられる速度も上がる傾向にあります。
市場規模の拡大速度以上に店舗数が一気に増えることで、閉店・廃業が大量に生まれたと言えます。
そのため本当に稼げるフランチャイズ業態であり続けるためにも、
タピオカの時のような、あまりにも急激な拡大はせずに、着実な成長をする方が良いのではないでしょうか。
コスト高騰が起きている
■原材料の高騰、原油高に伴う輸送費の高騰が起きている。
収支モデルの目安、収益(利益)事例
■事例としては、月商1700万の店舗も存在する。
月商 | 3,650,000円 |
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年商 | 4,3800,000円 |
粗利益 | 760,000円 |
営業利益 | 630,000円 |
人件費 | 730,000円 |
その他経費 | 2,290,000円 |
減価償却費 | 160,000円 |
ロイヤリティ | 月売上の5% システム管理費8万円 |
開業資金(加盟金)総額、初期開業費用総額
■630万円~1000万円前後
■居抜き物件を使えるかどうかなどの条件によっても変わる。
フランチャイズ加盟オーナーや、顧客からの評判・口コミ・評価
悪い評判・口コミ・評価
味に文句はありません。でも、もう少し値段が安いと買いやすいですね。
クリームは早いタイミングで混ぜないと最後に残ってしまうのでスプーンが欲しい。
賞味期限は2日間なので、もう少し長いと嬉しい。
良い評判・口コミ・評価
きな粉がたっぷり!
普通のわらび餅は、じゃがいもとかから加工されて作られるものが多いが、
山菜のワラビの根っこ「10kgからわずか70gしか採れない」本わらび粉というのが使われている事にびっくり。
口の中で溶けるようなトロトロの食感が面白い。
飲むわらび餅ミルクティーを購入しました。
飲むわらび餅は他の店でも飲んだことがあるけど、「とろり天使のわらび餅」と比べると半分くらいの量しか入ってなかった。
それに食感も餅というよりも、ナタデココみたいな形で固かった。
でも値段は同じくらいだったので、やっぱり天使のわらび餅が1番好き!
個人的には、自分で少し細かくする方が、さらに飲みやすくなっていいです。
店内がお洒落!
ちゃんとSNSで投稿するときに映えるフォトスポットがあります。
わらびもちだから、黒蜜くらいしかないと思ったら、マンゴーとか、ミルクティーとか、味のバリエーションが豊富!
飽きないし、友達と「次来た時にこれ飲もう!」という風になる。
運営会社
■株式会社ヒューマンテラス
※フードナビ社の運営と間違えられることが多いが、フードナビ社は加盟開発の代行企業。
株式会社ヒューマンテラスの運営事業
様々なブランドを展開。
■「日本一ごはんが進むラーメン!」がコンセプトの肉玉そばおとど
■手羽だるま
■浜焼太郎
■焼肉ホルモン たけ田
よくある質問
- とろり天使のわらびもちの運営会社は?
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株式会社ヒューマンテラスです。
- とろり天使のわらびもちの社長は?
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代表取締役は寺島大介さんです。
※各種情報は調査時点のものです。独自の調査による推測の情報も含まれていますので、正確で詳細な情報は本部に連絡をして確認をしましょう。また、収支モデルなどの数値はあくまでもシュミレーションであり保証されるものではありません。
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