バーガーキングのフランチャイズ経営の強み・独立開業メリット
「世界第2位」のハンバーガーチェーン店として、絶大なブランド力がある
- バーガーキングは、ハンバーガー、チキン、フライドポテト、オニオンリング、ソフトドリンク、デザートを販売するファストフード業界の巨人である。
- 1954年の創業し「世界第2位のハンバーガーチェーン店」へと拡大を続けている。
- 世界で100カ国を超えて店舗の運営がされており、約18,000店舗に上っている。
- 日本では1993年から事業を開始しており、直近では150以上の店舗運営がされている。
- これらを理由に、世界中で絶大なブランド力を有しており、新規出店をする際の集客が期待できる。
クオリティの高さ
- バーガーキングは、有名なハンバーガーである「ワッパー」の成功によってもたらされたものである。
- ハンバーガーは、直火焼きで100%ビーフのパティが使用されている。
そのため、不要な油が落とされ、旨味が引き出されたハンバーガーになっている。 - 野菜にも、こだわりがあり、毎日店内でカットされた新鮮な食材が使用されている。
身体に優しいメニュー
- チェーン店でありながらも「本格的なハンバーガー」という印象があるが、健康面への配慮もなされている。
- 合成保存料・着色料、化学調味料などの添加物が使用されていないことが一つの特色になっている。
- 2020年2月には、「ワッパーに人工保存料を使わない」という同社の取り組みを強調するため、
腐敗したバーガーのタイムラプスを使った広告をTwitterで流したことで大変話題になった。
高単価路線の経営戦略
- ハンバーガーチェーン店の中でも、単価が高いことを証明するために、
実際にバーガーキングの代表メニューの「ワッパー」と、
マクドナルドとモスバーガーのハンバーガーの値段を比較してみる。 - バーガーキングのワッパー単品は「¥570」なのに対して、
マクドナルドのハンバーガー単品は「¥150」となっており、
モスバーガーのハンバーガー単品は「¥240」という結果になった。 - バーガーキングのワッパーの価格は、モスバーガーと比較すると約2.4倍の差で、
マクドナルドのハンバーガーと比較すると、3.8倍もの価格の差となっていた。 - 「ワッパー」とは、英語で “どでかいもの、並外れた大きさのもの” という意味であり、
それだけ大きさもある中で、味にも自信があるからこそ、そのような強気の価格設定ができるのだ。 - 安易に、横並びの価格競争に巻き込まれるのではなく、
「しっかりと強い意志で、競合との差別化をしている」経営戦略が同社の魅力と言える。
多様なメニュー構成
- 定番商品以外にも、朝食メニュー、サラダ、サイドメニュー、子供向けメニューなど多様なメニューが用意されている。
グローバルで成長する中、日本も有望市場
- バーガーキングは、2011年に3GCapitalに約33億ドルもの規模で買収されており、
そこから、海外での出店数も拡大しており、店舗数が拡大している。 - 3GCapitalが買収後、バーガーキングは、上場を廃止したことで、
株主の顔色をうかがうことなく、マクドナルドとの差を縮めるための努力を続けることができるようになった。 - 日本も有望な市場として注目がされており、業界内でも優秀な経営陣が運営していると定評である。
- グローバル企業であるが、そのやり方を全て共通で全ての国に展開しているわけではなく、国ごとにローカライズ戦略を取れていることも同社の成功の要因である。
例えばアフリカ市場では、アフリカ最大の経済圏に参入するために、南アフリカのJSE上場のGrand Parade Investmentsと契約を結び事業を開始した。
日本ではデザートに「わたくしの冬抹茶パイ」など日本独特のメニューを用意しており、
戦略だけではなく、メニュー面なども国によって個性を出しているポイントである。
■バーガーキングが展開した国の一例
・エジプト
・グアム
・アフリカ
・イタリア
・バングラデシュ
・メキシコ
・中国
・インド
・アメリカ
・イスラエル
・モンゴル
・フランス
・フィリピン
・サウジアラビア
・ベトナム
・デンマーク
・ドイツ
・オランダ
・イギリス
・カナダ
・オーストラリア
深い歴史
- バーガーキングの前身は、1953年にフロリダ州ジャクソンビルで創業した「インスタ・バーガー・キング」である。
創業者のキース・J・クレイマーとマシュー・バーンズは、「インスタ・ブロイラー」と呼ばれる機器を中心に最初の店舗をオープンさせた。
マクラーモアとエドガートンのバーガーキング社が、フランチャイズシステムを開始した。 - 1967年、ピルズベリー社は8年間の個人経営の後、全米で274店舗を展開するまでに成長していたバーガーキング・ブランドと、その親会社であるバーガーキング・コーポレーションを買収した。
- 1973年、最大手のフランチャイズグループであるチャートハウスが、ピルズベリーから1億ドルで買収しようとしたが、ピルズベリーはこれを辞退した。
奇抜な広告戦術
- あまり日本では競合企業に対する煽り広告はしない傾向にあるが、
秋葉原にあるマクドナルドの店舗撤退にともなって、
近隣のバーガーキングが 「縦読み」で『私たちの勝チ』と読めるポスターを出すことが話題になった。 - しかし、海外では、もっと過激な広告をすることで注目されている。
- 海外のテレビCMでは、4歳の子供が「マクドナルドのハンバーガーはバーガーキングのものより20%小さい」と発言。
- これは「競合他社によるフードチェーンへの最初の攻撃」とされている。
それ以前のファーストフードの広告では、競合他社を漠然と連想させるだけで、その名前を出すことはなかったからだ。この事態に、マクドナルドは訴訟を起こし、翌年には非公開の条件で和解した。
なんとも海外企業らしい攻防戦である。
多様な出店タイプがある
- 実際に複数のバーガーキングを訪問して調査をしてみた。
- バーガーキングには「インストア」「ドライブスルー」「フードコード」の大きく3つのタイプがある。
- 「インストア」の場合は、駅前・商店街などへの出店がされており、
「ドライブスルー」の場合は、ロードサイドへの出店がされており、
「フードコード」の場合は、ショッピングモールなどの商業施設への出店がされていた。 - バーガーキングのフランチャイズは、基本的に法人しか受け付けていないが、新規事業を検討する際に、
どの出店タイプを選択するのかは、社内の意向をよく擦り合わせた上で経営戦略を練り、決定をするべきだ。
どのタイプにも、それぞれ、メリット・デメリットは存在するが、
検討法人ごとに、既存事業における経営資産が異なるため「出店タイプの正解も異なる」のだ。
バーガーキングのフランチャイズの弱み・事業課題、デメリット
マクドナルドと比べた際の、店舗数の差
- バーガーキングは「世界第2位」のハンバーガーチェーンであり、
100カ国を超えて店舗の運営がされており、約18,000店舗に上っている。 - しかしマクドナルドは、100以上の国と地域で、40,000店舗を超える規模で展開しているため、世界規模の店舗数では差がついている。
- 一方で、店舗数の差があることからも、新規出店余地が残されているというメリットにも繋がる。
- 世界中で展開をしているため、マクドナルドよりも店舗数が優っている国も存在する。
全ての商品がヒットするわけではない
- バーガーキングのメニューは、ハンバーガー、ポテト、ドリンクなどの基本的なものから、より多様な商品へと拡大してきた。
- 1957年に発売された「ワッパー」は、バーガーキングの代表的な商品となり、現在も絶大な人気を誇っている。
しかし一方で、バーガーキングは、市場に定着しない商品も数多く発表してきた。 - 例えば2002年から2010年にかけて、バーガーキングは18歳から34歳の男性層をターゲットに、
不健康な脂肪やトランス脂肪酸を多量に含む大型商品を積極的に展開した。
この戦略によって一時業績に悪影響が出ていた。 - しかしながら、成功率100%などは、全ての事業において考えづらく「その失敗をどう次に繋げるのか?」という学習が重要である。
現在のバーガーキングは、ハンバーガーという商品群でありながらも、
「合成保存料・着色料、化学調味料などの添加物が使用されていない」ことが大きなセールスポイントに成長している。
この事からも、バーガーキングは事業を通じて、次の成功に繋げるための軌道修正力が高い企業と言える。
加盟条件が厳しい
- バーガーキングのフランチャイズに加盟できるのは「3年以上の事業実績を持つ法人」ということが前提となっている。
- 例えば、ドライブスルータイプでの出店の場合「300坪以上」が条件となっていることからも、
そもそも個人が気軽に独立開業できるようなフランチャイズではないだろう。
立地条件、ロイヤリティ等の契約条件
■加盟条件
・3年以上の事業実績を持つ法人
・直近3期分の決算報告書と登記簿謄本の提出
・BKビジネスの責任者を選任
・加盟前研修の受講
・本部面談
■立地条件・賃貸面積
インストア:50坪以上
フードコート:15坪以上
ドライブスルー:300坪以上
フランチャイズ加盟オーナーや、顧客からの評判・口コミ・評価
バーガーキングが、なぜ人気なのか、ずっと疑問だったが今日初めて食べてようやく理解した。
他のハンバーガーチェーンと、ハンバーガーのレベルが違いすぎる!!
味もちゃんと直火焼き感が出ているし、
何よりも名物ワッパーの大きさが半端じゃない!
確かに値段は少し高めだけど、このレベルのハンバーガーが食べられるなら全然安い。
絶対また来週行こう。
毎週金曜日に、某有名ハンバーガー店のハンバーガーを買って帰るのが慣習だったが「まずい」と子供たちからあまりにも人気ないので、今日はバーガーキングにしてみた。
すると3人いる子供が全員大興奮!
正直値段だけ考えると、他のチェーンの方が安いけど、コスパは結局良い気がするな。
子供向けメニューがちゃんとあるのも加点ポイント。
バーガーキングのオニオンリングうますぎ!
行くと必ず買うと決めてる。
ワッパーは毎回なるべく変更するようにしてるけど、今回は、アボカドワッパーを選択。
添加物とかも使われていないし、健康的。
ハンバーガーなのに、罪悪感がないのが良いね。
それでいて、ちゃんと肉肉しくてジューシーだしね。素晴らしい。
会社概要
会社名
株式会社ビーケージャパンホールディングス
代表者氏名・代表取締役社長・経営者
代表取締役社長 野村 一裕
事業内容
食品製造および販売
設立年・創業時期
2017年11月1日
本社・支社・事業所・製造所・所在地・国内店舗数
〒102-0082 東京都千代田区一番町16-1共同ビル一番町 3F
フランチャイズで独立開業するのであれば、儲かるか、儲からないかは重要なポイントです。
お金だけがフランチャイズの開業メリットでは無いものの、
成し遂げたいことが実現できるかは、事業としての強みを見れば、かなり見えてくるものがあるはずです。
※各種情報は調査時点のものです。独自の調査による推測の情報も含まれていますので、正確で詳細な情報は本部に連絡をして確認をしましょう。また、収支モデルなどの数値はあくまでもシュミレーションであり保証されるものではありません。
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